テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額17,748,600ドル)は28日、男子シングルス準々決勝が行われ、第5シードの
錦織圭(日本)は全豪オープン昨年覇者で今大会第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)に3-6, 4-6と、錦織は2セット連続で落とした。
錦織のサービスで始まった第2セット、第2ゲームでワウリンカのダブルフォルト、バックハンドのリターンエースでポイントを先行するもワウリンカの好プレーが続きブレークチャンスを作ることができなかった。
直後の第3ゲーム、ダブルフォルトでデュース、ワウリンカにバックハンドのアングルショットを決められこのセットも先にブレークチャンスを与えてしまうが、センターへのサービスエースでしのぐと、このゲームをキープする。
第5ゲーム、ロングラリー戦でポイントを落とした錦織は15-40とする。サービス&ボレーで1ポイントしのぐが最後はワウリンカにバックハンドのウィナーをクロスに決められこのセットも先にブレークを許す。
第7ゲーム、錦織はワウリンカのストロークに苦戦するも15-40からデュースに追いつくと、3度のブレークチャンスをしのぎキープに成功した。
第10ゲーム、錦織はフォアハンドのダウンザラインで15-30、ワウリンカのフォアハンドのネットで15-40とし、この試合初めて錦織にブレークチャンスが訪れるが、3度のチャンスを活かすことができず、第2セットも落とした。
両者は4度目の対戦となり、これまでの対戦で錦織は1勝2敗としている。
直近の対戦では昨年の全米オープン準々決勝で、錦織がフルセット4時間15分の死闘を制し初勝利とした。
《錦織vsワウリンカ 全米オープン準々決勝》錦織は今大会1回戦で元世界ランク9位の
N・アルマグロ(スペイン)をストレートで下し、2回戦で
I・ドディグ(クロアチア)、3回戦では
S・ジョンソン(アメリカ)を逆転で下し、4回戦では第9シードの
D・フェレール(スペイン)をストレートで下し、3年ぶり2度目のベスト8進出を果たした。
一方ワウリンカは今年に入り、昨年同様にエアセル・チェンナイ・オープンで優勝、2連覇を果たし全豪オープンに臨んでいる。
今大会では1回戦で
M・イルハン(トルコ)、2回戦で予選勝ち上がりのM・コピル(ルーマニア)、3回戦で
J・ニエミネン(フィンランド)、4回戦で
G・ガルシア=ロペス(スペイン)を下しての勝ち上がりとなっている。
この試合の勝者は準決勝で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と第8シードの
M・ラオニチ(カナダ)の勝者と対戦する。
【錦織圭 vs スタン・ワウリンカ 過去の対戦成績】
<2014年>
・全米オープン準々決勝 ○錦織圭 3-6, 7-5, 7-6 (9-7), 6-7 (5-7), 6-4 ●S・ワウリンカ
<2012年>
・W&Sマスターズ男子3回戦 ●錦織圭 3-6, 3-6 ○S・ワウリンカ
・アルゼンチン・オープン準々決勝 ●錦織圭 4-6, 2-6 ○S・ワウリンカ
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