テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額17,748,600ドル)は27日、男子シングルス準々決勝が行われ、第3シードの
R・ナダル(スペイン)が第7シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)に2-6, 0-6, 6-7 (5-7)のストレートで敗れる波乱に見舞われ、大会から姿を消した。
ナダルは大会が始まる前に自分は今年の優勝候補ではないと語っていた。それは、昨年の後半は右手首の怪我でツアー離脱を強いられ、復帰後も虫垂炎を患い11月に手術を要するなど、肉体的に十分な準備が出来ていない事を理由としていた。
その言葉通りとなってしまったナダルは「更に勝ち上がるには、もっと何かが必要なのは明らか。ここに着いた時に言っていたように、そこへの道のりは簡単なものではない。怪我などをしてそこから復帰するのはとても難しいこと。それでも、ベストの状態でないにも関わらずこうして準々決勝へ進出出来たのは、自分に取っては悪い成績ではない。」と敗退ながらもこの結果を前向きにとらえていた。
ここまでナダルとの対戦で17連敗中だったベルディヒは、2006年5月以来となる勝利を飾り、対戦成績を4勝18敗とした。
ベルディヒは2010年のウィンブルドン以来となる自身2度目のグランドスラムの決勝進出を懸けて第6シードの
A・マレー(英国)と対戦する。マレーはこの日、地元の声援を受けた
N・キリオス(オーストラリア)を6-3, 7-6 (7-5), 6-3で退けていた。
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