テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額17,748,600ドル)は27日、男子シングルス準々決勝が行われ、第3シードの
R・ナダル(スペイン)は第7シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)に2-6, 0-6, 6-7 (5-7)のストレートで敗れる波乱が起きた。
この試合、ナダルは第4ゲームで先にブレークを許すと第8ゲームで2度目のブレークを許し第1セットを落とす。
第2セットでは6ゲーム連取を許しわずか25分で第2セットを落とし、後がなくなる。
ベルディヒの好調なプレーに対し、ナダルは消極的なプレーでいつものフットワークが見られなかった。
第3セット第2ゲームでナダルがサービスキープに成功するまで9ゲーム連取を許すが、第4ゲーム最後のポイントで回り込んだフォアハンドのダウンザラインを決めサービスキープに成功する。
ガッツポーズし徐々に流れを戻したかと思われたが、ベルディヒがサービスキープを続ける。
第8ゲームではベルディヒにブレークチャンスを許すがサービスエースでしのぎ、キープに成功する。
第9ゲーム、ナダルは第1セット以来のブレークチャンスを掴むがベルディヒのサービスでしのがれ、ブレークすることができなかった。
徐々に調子を上げるナダルは、第12ゲームで2度のマッチポイントをしのぎタイブレークへもつれる。
タイブレークに入り、ナダルは8・9ポイント目でミニブレークに成功するが、2・6・10ポイント目でミニブレークを許し、ベルディヒ4度目のマッチポイントの末に2時間13分で敗れた。
両者は22度目の対戦となり、ナダルはベルディヒに18勝4敗とし、ベルディヒに17連勝していたナダルは2006年ムチュア・マドリッド・オープン準々決勝以来の敗戦となった。
ナダルが準々決勝で敗れるのは2011年以来となり、2013年の欠場を除く2012年と2014年の2大会連続で準優勝していた。
また、ベルディヒは全豪オープン2年連続2度目のベスト4進出し、勝利したベルディヒは準決勝で第6シードの
A・マレー(英国)と地元期待の
N・キリオス(オーストラリア)の勝者と対戦する。
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