男子テニスツアーのブリスベン国際男子(オーストラリア/ブリスベン、ハード、賞金総額494,310ドル/優勝賞金8万ドル)は5日、ダブルス1回戦が行われ、
錦織圭(日本)/
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)組が第2シードの
R・ボパンナ(インド)/
D・ネスター(カナダ)組を6-4, 3-6, 10-6とスーパータイブレークの末に破ってベスト8進出を決め、錦織にとって今季初となったこの試合を勝利で飾った。
錦織とドルゴポロフは、今回初めてペアを組んでダブルスに出場した。
ボパンナ/ ネスター組のサービスゲームから始まったこの試合、序盤は共にサービスゲームキープとなるも、第7ゲームでボパンナとネスターがネット前にきたところを、錦織が頭上を越すロブを披露し、この試合初めてのブレークに成功。このセットをゲームカウント6-4で先取する。
続く第2セットでは、第4ゲームで錦織/ ドルゴポロフ組がブレークを許し、その後も巻き返すことが出来ずにゲームカウント3-6で落としてスーパータイブレークに持ち込まれる。しかし、最後は相手のネットでスーパータイブレークを10-6で制し、準々決勝進出を決めた。
準々決勝で錦織/ ドルゴポロフ組は、
C・グシオネ(オーストラリア)/
L・ヒューイット(オーストラリア)組と主催者推薦枠で出場の
J・ダックワース(オーストラリア)/
M・マトセビッチ(オーストラリア)組の勝者と対戦する。
同大会のダブルスに錦織は昨年、
S・クエリー(アメリカ)と組んで出場するも、1回戦でマトセビッチ/
D・ツルスノフ(ロシア)組に敗れて姿を消した。2012年は
G・ディミトロフ(ブルガリア)と組んで出場し、ベスト4進出を果たした。
また、今大会のシングルスに錦織は第2シードとして出場しており、初戦となる2回戦でマトセビッチと
S・ジョンソン(アメリカ)の勝者と対戦する。
錦織は昨年同大会のシングルス準々決勝で
M・チリッチ(クロアチア)を下し、2年連続のベスト4進出を決めた。準決勝では、元王者ヒューイットに敗れて決勝進出とはならなかった。
《錦織 昨年同大会の記事はこちら》一方、敗れたボパンナ/ ネスター組のネスターは、過去同大会のダブルスに2012年は
M・ミルニ(ベラルーシ)と、2013年は
M・フィルステンベルク(ポーランド)と組んで2連覇を達成しており、今回は3連覇を狙っていたが、錦織/ ドルゴポロフ組に阻まれることとなった。
また、ネスターと錦織は2014年1月末から2月にかけて行われたデビスカップ ワールドグループ1回戦 日本対カナダ戦のダブルスで対戦しており、その時も錦織が勝利をあげていた。
《デ杯対戦の記事はこちら》42歳のネスターは、ダブルスでキャリア85勝を達成しており、昨シーズンは4勝あげている。ボパンナはダブルスでキャリア10勝をあげている。
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