男子テニスで11月に行われた橋本総業全日本テニス選手権の準々決勝で
小ノ澤新(日本)を下してベスト4入りを果たした
斉藤貴史(日本)が、tennis365.netの独占インタビューに応じた。
【斉藤貴史 独占インタビュー】
-Q.今年を振り返ってどうでしたか?
個人的にはあまり飛躍の年だと捉えてないです。全日本でベスト4というのは大きな結果でしたが、個人的に全日本を目標としていたわけでは無いので。ランキングは500位台目指して試合を回っていたのですが、608位が最高だったので、ランキングが自分の目標に追いつかなかったので今年はいろいろ反省点が多いですね。
-Q.去年と比べ変わったことは?
去年はプロに転向しましたが、まだジュニアの試合をメインにグランドスラムジュニアなど出場していました。なのでフューチャーズ(男子ツアーの下部大会)や一般の大会の出場が少なくプロという感覚はあまり無かったです。
今年になってからはフューチャーズがメインになって、ジュニアの時は待遇が良く、会場もきれいでしたが、プロになってからはいろんな所でいろんな条件で対戦してきました。
特に今年前半はあまり勝てなかったので、気持ちの面できつかったです。後半は少しずつ勝てるようになってきましたが、前半は(気持ち的に)いい状態で試合に臨めなかったり、スケジューリングに苦労しました。こういうところがランキングが伸びなかった原因だと思います。
-Q.具体的に前半どのようなことに苦戦しましたか?
緊張などもあり、自分本来のプレーを発揮できずにいました。
-Q.自分の武器は何だと思いますか?
あまり武器というのが無いので、それがまだこのランキングにいる原因だと思います。しかしサービスはもう少し良くしないと、(自分を)苦しめたり試合を長引かせたりするので改善点です。
-Q.印象に残っている大会はありますか?
特別印象に残っている大会は無いです。記憶力がいいので全部しっかり覚えています(笑)。いい大会はたくさんありましたが、特別というのは特にないですね。
-Q.このオフシーズンは何をしていますか?
今はナショナルトレーニングセンターでトレーニング中で、日本のトップの
添田豪(日本)選手や
守屋宏紀(日本)選手、
西岡良仁(日本)選手らと一緒にトレーニングをしています。
-Q.石川県を活動拠点としていますが変更するつもりはないのですか?
環境は自分にとって優先順位が高くないので、これから変えようとは思わないです。
-Q.ナショナルトレーニングセンターでトレーニングしても変わらないですか?
あまり思わないです。調子に乗ってしまいそうで(笑)。自分で何もないところから自分の力でより良くしたいです。与えられると気分が良くなってしまうので自分にとって良くないと思います。
石川にいると自分で考えて行動できるので、誰かのところに行くと自分が正しいと思うことが出来なくなってしまうと思います。
母親がコーチをしてくれていて今は来ていませんが、試合を見てくれたり練習を見てくれます。(母親でもあるコーチに対し)イライラすることもあります。ですが他のコーチでも友人でもずっと一緒にいるとイライラすることもあるので、それが悪いことではないと思うので気にしていません。
※インタビューの続きは12月24日に配信。
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