- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

フェデラー 「リスクが高過ぎる」

男子テニスの上位8選手によって争われる今季の最終戦、バークレイズATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ ロンドン、賞金総額650万ドル)は16日、第2シードのR・フェデラー(スイス)と第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)がシングルス決勝を行う予定だったが、フェデラーは腰の故障を理由に試合開始前に棄権を申し入れたため、準優勝とした。

「残念ながら試合をするのに十分な状態ではありません。」と33歳のフェデラーは会場へ登場し語り始めた。

「昨日の夜から今日にかけて、出来る事は全てやりました。痛み止めを飲んだり、治療を受けたり、休めたりなど、それから直前までウォーミングアップもしました。しかし、ノヴァーク(ジョコビッチ)とこの舞台のレベルで戦う事が出来ないのです。それをするのは、この年齢の自分にはリスクが高過ぎます。皆さんのご理解を願います。」と、自身の思いを伝えていた。

その怪我は前日に行われた同胞のS・ワウリンカ(スイス)との準決勝で起きた。3時間近くに及んだその試合は、ワウリンカが4度のマッチポイントを握るなどフェデラーを崖っぷちまで追い込んでいた。しかしフェデラーはそれを覆し、フルセットのタイブレークの末に勝利を飾っていた。

この日詰め掛けた多くの観客は、登場したフェデラーの紳士的な態度に対し好意的な拍手を送っていた。

今週の金曜日には男子国別対抗戦のデビスカップの決勝戦を控えているフェデラー。ワウリンカと共に祖国スイスを代表して戦うその決勝戦は、敵地フランスで行われる。対戦相手のフランスは、北部リールの街を会場に選択し、球足が遅いクレーコートを選び早いコートを好むフェデラーが少しでもプレーに支障をきたす事を考慮しての選択だった。

フェデラーはこれまでのテニス人生で、試合を戦わずして棄権したのはわずか2回。2008年10月に行われたパリのマスターズ大会準々決勝、J・ブレイク(アメリカ)戦と2012年1月に行われたカタール・エクソンモービル・オープン準決勝、JW・ツォンガ(フランス)戦だけで、そのいずれも今回と同じく腰の怪我が理由だった。今回はそれに次ぐ3度目となった。

フェデラーは昨年も腰の怪我に悩まされ不本意なシーズンを送らざるを得なかった。しかしそれを克服した今季は、ウィンブルドンの決勝ではジョコビッチに敗れるも準優勝を飾り、その他5大会で優勝し再び世界ランク1位の座を争うまでに復活していた。

今大会では過去6回の優勝を誇るフェデラーは、全豪オープンと全米オープンでもベスト4入りを果たし、先月に行われた上海ロレックス・マスターズでは自身23回目となるマスターズ優勝も果たしていた。

世界ランク1位の座はジョコビッチに譲ったものの、今大会の勝ち上がりもわずか1セットしか落とさず好調なプレーを続けていた。

「過去の怪我の再発は度々起こること。それほど驚く事ではない。ここまでの一年間では、ほとんど良い状態でいられたと言える。それは驚きではないものの、とても良い事。そんな中でこの腰の状態が一日中続くのはとても辛いことでもある。本当に居心地の悪いものなんだ。でもこれもまたすぐに良くなってくれると、今は前向きに願っている。」と語るフェデラー。

この日はフェデラーの棄権により、決勝戦が行われなかった代わりに、A・マレー(英国)が駆け付けジョコビッチとエキシビョン・マッチを行った。その試合の後には、マレーがJ・マッケンロー(アメリカ)氏と組み、イギリス人選手の先輩であるT・ヘンマン(英国)氏とP・キャッシュ(オーストラリア)氏のペアとのダブルスのエキシビションも行った。

決勝戦が選手の棄権のために行われなかったのは、今大会45年の歴史上初めての事だった。



■関連記事■ 
・ジョコビッチ 大会3連覇達成
・ジョコビッチ 「頂点に立った」
・絶体絶命フェデラー 逆転勝利
・錦織 「ロジャーはやっぱり強い」
・錦織「全豪は優勝を狙って臨む」


■関連動画■ 
・錦織が凱旋試合で宿敵ラオニチと激突
・マレーが復活優勝
(2014年11月17日11時36分)
  • コメント -

    その他のニュース

    4月27日

    勢い止まらず14連勝! (10時36分)

    ズベレフ 苦手意識ある相手撃破 (9時18分)

    ナダルとアルカラス 五輪でペア結成へ (8時15分)

    アルカラス 3連覇へ好発進 (6時47分)

    ダニエル太郎 逆転負けで2回戦敗退 (5時33分)

    4月26日

    運も味方に 昨年女王が接戦制す (22時45分)

    本玉真唯と柴原瑛菜が4強 (21時45分)

    新たなMS開催報道をATPが否定 (19時54分)

    全仏OP賞金総額が過去最高90億円に (19時01分)

    「優勝は大きな意味」女王が初戦突破 (18時02分)

    現役選手で4人目の1000試合到達 (17時01分)

    17歳新星が逆転勝ちでMS初白星 (16時03分)

    “ダブルベーグル”の圧勝劇 ガウフが3回戦へ (12時20分)

    西岡は「僕を苦しめる」オジェが逆転で初戦突破 (11時04分)

    ナダル「全ての瞬間を楽しもう」 (10時03分)

    大坂撃破「彼女は素晴らしかった」 (8時28分)

    ナダル 21歳年下に完勝で初戦突破 (7時20分)

    4月25日

    大坂なおみ 激闘の末2回戦敗退 (23時14分)

    【1ポイント速報】大坂なおみvsサムソノヴァ (21時40分)

    柴原瑛菜ら日本勢3選手が8強 (21時04分)

    西岡良仁 マドリッドOP初戦敗退 (20時36分)

    【1ポイント速報】西岡良仁vsオジェアリアシム (18時05分)

    大坂なおみ 2回戦相手は直近3連敗中 (17時54分)

    東京五輪金の元世界4位が出産発表 (16時46分)

    強烈サーブもラケットすっぽ抜け (15時24分)

    19歳シャン 4時間死闘制す「人生最長の試合」 (12時19分)

    日比野菜緒 マドリッドOP初戦敗退 (11時02分)

    小田凱人が書籍発売 (10時04分)

    ナダル 満身創痍の復帰「体の限界がある」 (8時04分)

    大坂「クレーで優勝したい」 (7時11分)

    4月24日

    本玉真唯ら 日本勢5名が初戦突破 (22時51分)

    大坂なおみ 初戦突破 クレー2年ぶり白星 (21時52分)

    【1ポイント速報】大坂なおみ マドリッドOP1回戦 (20時38分)

    ダニエル太郎 熱戦制し初戦突破 (20時36分)

    【1ポイント速報】ダニエルvsブキッチ (18時40分)

    大坂なおみ 初戦の相手ミネンとは? (18時36分)

    ディアドラ 80年代/90年代イメージの新作入荷 (15時54分)

    引退の元世界1位に多くの惜別の声 (15時35分)

    メド、クレーに自信も勝敗は「五分五分」 (14時25分)

    シナー「自分に重圧かけたくない」 (11時10分)

    アルカラス「ラファと決勝戦えたら最高」 (10時09分)

    望月 マドリッドOP本戦入りならず (8時21分)

    ←ニューストップへ
    ←前のページに戻る
    ウインザーラケットショップ

    >>動画をもっと見る<<




    テニスの総合ポータルサイトテニス365
    テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!