男子テニスの上位8選手によって争われる今季の最終戦、バークレイズATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ ロンドン、賞金総額650万ドル)は16日、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と第2シードの
R・フェデラー(スイス)によるシングルス決勝が行われる予定だったが、フェデラーが背中の怪我のため、試合が始まる前に棄権を申し入れたため、戦うことなくジョコビッチの大会3連覇が決まった。
《フェデラー 最終戦決勝を棄権》グループAのジョコビッチは今大会1セットも落とさない好調で同グループの
S・ワウリンカ(スイス)、
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、
M・チリッチ(クロアチア)を下して予選1位で準決勝進出を決めた。
また、予選第3戦となったベルディヒとの対戦で勝利したことにより、ジョコビッチは2年ぶり3度目の年間王者に輝いた。
《ジョコビッチ 年間王者が確定》準決勝では
錦織圭(日本)と対戦し、今大会で初めてセットを落とすもフルセットで下して決勝進出を決めた。
過去同大会でジョコビッチは、2012年と2013年に2連覇を達成しており、今回はフェデラーの棄権により大会3連覇が決まった。
同日に行われる予定だったジョコビッチとフェデラーの決勝戦の代わりに、ジョコビッチと
A・マレー(英国)、マレー/
J・マッケンロー(アメリカ)組と
P・キャッシュ(オーストラリア)/
T・ヘンマン(英国)組によるエキシビションマッチが行われた。
■関連記事■
・フェデラー 7度目のVなるか・錦織 王者に敗れ決勝進出逃す・修造 圭は「僕らに幸せくれた」・ジョコビッチ 「頂点に立った」・錦織 今季獲得賞金5億2千万円
■関連動画■ ・錦織圭vsチリッチ【バルセロナ・オープン・サバデル】・錦織圭vsバウティスタ=アグ【バルセロナ・オープン・サバデル】