男子テニスの上位8選手によって争われる今季の最終戦、バークレイズATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ ロンドン、賞金総額650万ドル)は10日、グループAの予選ラウンドロビンが行われ、大会第3シード
S・ワウリンカ(スイス)が第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を6-1, 6-1のストレートで下し、準決勝進出に向け1勝を上げた。
両者は15度目対戦となり、ワウリンカはベルディヒとの対戦成績を10勝5敗とし、昨年のデビスカップで敗れて以来、5連勝とした。
同大会2年連続2度目の出場となるワウリンカは昨年の予選ラウンドロビン1試合目でもベルディヒと対戦しており、その時はフルセット末に勝利したが、この日の試合は第1セット、ワウリンカが第2ゲームで1度のチャンスからブレークに成功すると5ゲーム連取し、わずか25分で第1セットを先取する。
第2セットでも第3ゲームでワウリンカが先にブレークすると6ゲーム連取し、58分でワウリンカがすきを見せること無く完勝した。
5年連続5度目の出場となるベルディヒは、5年連続予選ラウンドロビン1試合目で敗れている。
今日の試合はいつものプレーが全くできておらず、好調のワウリンカに対しエラーを連発していた。
今大会グループAには世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)、今年の全豪オープン覇者S・ワウリンカ、T・ベルディヒ、錦織を下し全米オープンで優勝した
M・チリッチ(クロアチア)がおり、グループBには今大会7度目のタイトルを狙う
R・フェデラー(スイス)、
錦織圭(日本)、
A・マレー(英国)、
M・ラオニチ(カナダ)が出場している。
予選ラウンドロビンを1勝する度に200ポイントが付与され、各グループの上位2名が準決勝に進出することができ、決勝に進出するとさらに400ポイント、優勝するとさらに500ポイントが付与され、全勝優勝の場合1500ポイント付与される。
また今大会の賞金は出場者に15万5千ドル(約1736万円)、予選ラウンドロビン1勝につき15万5千ドル(約1736万円)、全勝優勝した場合207万5千ドル(約2億3千万円)が与えられる。
ワウリンカは今大会を終えると21日から23日にかけて行われるデビスカップ決勝に出場し、スイス初優勝に向け
R・ガスケ(フランス)や
JW・ツォンガ(フランス)らを擁するフランスと対戦する。
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