国内テニスツアーの橋本総業全日本テニス選手権(東京/有明コロシアム、ハード、賞金総額約2千6百万円/優勝賞金男女共に4百万円)は9日、男子シングルス、男女ダブルス、ミックスダブルスの決勝が行われ、男子ダブルスでは
仁木拓人(日本)/
吉備雄也(日本)組が第2シードの
佐藤文平(日本)/
片山翔(日本)組を7-5, 6-3のストレートで下し、大会初の優勝を飾った。
試合後に行われた会見で仁木拓人は「1回戦から対戦相手がいいペアであることが多く、僕たちも何大会も出場しているわけではないので、お互いの得意なプレーを活かして、相手ペアにぶつかっていくことをテーマとして考えていました。」
「なるべく考え込み過ぎず、思い切ってプレーすることを意識しながら今日対戦した佐藤/ 片山ペアに対してやるべきことを明確にしてから試合に入りました。センターコートということで緊張感もありましたが、数ゲームをプレーして自分たちから楽しんでプレーすることができるようになりました。すごい楽しい決勝でした。」と試合を振り返った。
吉備雄也は「仁木選手も言っていたように、僕たちのダブルスはサービスダッシュをしてボレーでプレーする定番の形ではなく、ストロークで勝負していく場面が多いので、自分たちから楽しんで、思い切っていくことを意識しました。あとは決勝までこれたこの舞台を楽しもうということを2人で話していました。正直かなり緊張をして、ミスをする場面も多く、仁木選手に負担を多くかけてしまい本当に助けてもらったが、すごく楽しめました。」と話した。
今大会での目標について仁木拓人は「結果に対しての目標は立てていなかったです。お互いのプレーを活かして全力で自信を持ってプレーすることを心掛けていました。ただ自分たちのプレーができれば全くチャンスのないペアはいないと話していました。」
今大会の山場について吉備雄也は「もちろん決勝戦もそうだが、1回戦の
鈴木貴男(日本)/
近藤大生(日本)ペアというダブルスの上手いペアに勝てれば勢いがついて思いきってプレーできると思っていたので、自分自身の中では1回戦が大きな山でした。」とコメントした。
男子ダブルス準優勝の(左から)佐藤文平と片山翔
女子ダブルス決勝では、第1シードの
田中真梨(日本)/
二宮真琴(日本)組が
日比野菜緒(日本)/
澤柳璃子(日本)組を6-4, 6-1のストレートで下し、大会初のタイトルを獲得した。
女子ダブルス優勝の(左から)田中真梨と二宮真琴
女子ダブルス準優勝の(左から)日比野菜緒と澤柳璃子
また、今大会の最後の試合となったミックスダブルスの決勝では、
綿貫裕介(日本)/ 二宮真琴組が第1シードの片山翔/
波形純理(日本)組を4-6, 6-4, 13-11のスーパータイブレークの末に下し、優勝を果たした。
ミックスダブルス優勝の(左から)二宮真琴と綿貫裕介
ミックスダブルス準優勝の(左から)波形純理と片山翔
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