男子テニスツアーのバレンシア・オープン(スペイン/バレンシア、ハード、賞金総額約220万ユーロ/優勝賞金約39万ユーロ)は25日、シングルス準決勝が行われ、第3シードの
A・マレー(英国)が第1シードの
D・フェレール(スペイン)を6-4, 7-5のストレートで下し、決勝進出を決めた。
この試合マレーはファーストサービスが入った時76パーセントの確率でポイントを獲得し、フェレールから第1セットは1度のブレークから、第2セットは2度のブレークを許すも3度のブレークに成功し、ブレーク合戦を制して1時間59分で勝利した。
両者は15度の目の対戦となり、マレーはフェレールに9勝6敗とした。
両者は上海マスターズ、エルステ・バンク・オープン、同大会と3週連続で対戦しており、マレーは上海マスターズで敗れたが、その後の2大会で勝利している。
《マレーvsフェレール 上海マスターズ3回戦》《マレーvsフェレール エルステ・バンク・オープン決勝》更に27日から行われるBNPパリバ・マスターズで両者勝ち進んだ場合、準決勝で対戦する可能性がある。
勝利したマレーは決勝で
J・シャーディ(フランス)を7-6 (9-7), 7-6 (7-2)で下した
T・ロブレド(スペイン)と対戦する。
ロブレドとは9月に行われたシンセン・オープン決勝で対戦しており、逆転勝利で昨年のウィンブルドン以来となる優勝を飾った。
《マレーvsロブレド シンセン・オープン決勝》マレーは同大会4年ぶり3度目の出場となり、初出場の2009年には優勝しており、2度目の優勝まであと1勝とした。
また、11月9日から行われ、今季の大会獲得ポイント上位8名が出場できる、ATPワールドツアー・ファイナル出場を狙うマレーは、決勝進出したことにより出場への可能性を高めた。
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