男子テニスツアーのバレンシア・オープン(スペイン/バレンシア、ハード、賞金総額約220万ユーロ/優勝賞金約39万ユーロ)は23日、シングルス2回戦が行われ、第3シードの
A・マレー(英国)が
F・フォニュイーニ(イタリア)を6-2, 6-4のストレートで下し、準々決勝進出を決めた。
この試合、マレーはファーストサービスが入った時92パーセントと非常に高い確率でポイントを獲得し、フォニュイーニにブレークチャンスを与えること無く、3度のブレークに成功し1時間12分で勝利した。
両者は4度目の対戦となり、マレーはフォニュイーニに2勝2敗とした。
第1セット1ゲーム目でブレークに成功したマレーは、2セット目も優勢に進めこれまで負け越していたフォニュイーニに対戦成績を引き分けとした。
マレーは同大会4年ぶり3度目の出場となり、初出場の2009年には優勝しており、2度目の優勝に前進した。
11月9日から行われ、今季の大会獲得ポイント上位8名が出場できる、ATPワールドツアー・ファイナル出場を狙うマレーは、先週行われたエルステ・バンク・オープン決勝で
D・フェレール(スペイン)を下し、優勝した事により出場圏内の8位に浮上した。
《マレー エルステ・バンク・オープン優勝》しかし、同大会の第1シードとして出場している9位のフェレール、現在行われているスイス・インドアに出場し、準々決勝進出を決めている10位の
M・ラオニチ(カナダ)とは僅差で、今週の大会結果や来週行われるBNPパリバ・マスターズの結果によっては出場が危ぶまれる。
勝利したマレーは準々決勝で
M・クリザン(スロバキア)が棄権を申し入れたため、不戦勝で勝ち進んだ第7シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する。
両者は4度目の対戦となり、これまでの対戦成績では2勝1敗でマレーが勝ち越している。
■関連記事■ ・ナダル「マレーは世界最高」・マレー 最終戦を視野に初V狙う・マレー470勝 サントロに並ぶ・フェデラー 6度目Vに好発進・ナダル 10年ぶり出場で初勝利
■関連動画■ ・ナダルvsフェレール・ジョコビッチvsガルシア=ロペス