今週開催中の男子テニスツアーのスイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード、賞金総額約191万ユーロ/優勝賞金約35万ユーロ)に出場している
R・ナダル(スペイン)は、11月3日に虫垂炎の手術を受ける事を決めたため、今季の活動を今週で終わりにすると発表した。
「今日が今シーズンにさよならを言う日になってしまいました。今年は精神的にも肉体的にもとても厳しい年でした。パリ(マスターズ1000大会)とロンドン(最終戦)には出場しません。そこで戦うには十分ではないのです。虫垂炎の手術を受ける必要があるし、腰の治療をする必要もあります。」
と語るナダルは、24日に行われたシングルス準々決勝で、主催者推薦で出場した17歳のB・コリッチに2-6, 6-7 (4-7)のストレートで敗れる波乱に見舞われた。来週行われるフランスはパリでのマスターズ1000大会、その後の男子ツアー最終戦を欠場する意向を示し、これで今シーズンの活動が終わりになる事を明かした。
続けて「術後は5週間の療養が必要で、その後の1カ月で全豪オープンそして2015年のシーズンへ向けてしっかり準備するつもりです。新しいシーズンを万全な状態で迎えるためには健康でいる必要があります。まずはそのためにも体を治療しなければならないのです。」と、手術を受ける決断に至った経緯を説明していた。
ウィンブルドンの4回戦でまさかの敗戦を喫したナダルは、その後全米オープンを含む北米シーズンを欠場していた。9月29日から開催したチャイナ・オープンで手首の怪我から復帰していたナダルは、翌週に行われた上海でのマスターズ1000大会の時に虫垂炎と診断されていた。
ナダルに加えて全米オープンでグランドスラム初優勝を飾った
M・チリッチ(クロアチア)と世界ランク13位の
E・ガルビス(ラトビア)も来週のパリでのマスターズ1000大会の欠場を表明している。チリッチは右腕、ガルビスは右肩を負傷しているためだとしている。
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