男子テニスツアーのチャイナ・オープン男子(中国/北京、ハード)は4日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第6シードの
A・マレー(英国)を6-3, 6-4のストレートで下し、決勝進出を決めた。
両者は今回が22度目の対戦となり、ジョコビッチはマレーとの対戦成績を14勝8敗とさらにリードを広げた。
直近の対戦は、先月行われた全米オープン準々決勝で、その時はジョコビッチが接戦の末に勝利をおさめた。
この試合、ジョコビッチはファーストサービスが入った時に69パーセントの確率でポイントを獲得し、マレーのサービスゲームを3度ブレークに成功して1時間37分で決勝進出を果たした。
試合中、マレーは地面にラケットをたたきつけて折る場面が見られた。
決勝でジョコビッチは、第3シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)と予選勝ち上がりの
M・クリザン(スロバキア)の勝者と対戦する。
世界ランク1位のジョコビッチは、過去同大会で2009・2010・2012・2013年と4度出場しており、出場した年すべてで優勝とジョコビッチにとって相性の良い大会となっている。
今回はマレーを下して、大会5度目の優勝と3連覇に王手をかけた。
《ジョコビッチ優勝の記事はこちら》一方、敗れたマレーは、先日行われたシンセン・オープン決勝で
T・ロブレド(スペイン)に逆転で勝利。今季初のタイトル獲得を果たし、約15ヶ月ぶりの優勝を飾った。
過去同大会では、2010年に1度だけ出場しており、その時は準々決勝で
I・リュビチッチ(クロアチア)に敗れてベスト4進出とはならなかった。
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