男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は4日、シングルス準決勝が行われ、第4シードの
錦織圭(日本)が世界ランク62位の
B・ベッカー(ドイツ)を4-6, 6-0, 7-6 (7-2)の逆転で下し、大会2年ぶりの優勝に王手をかけた。
両者は今回が3度目の対戦で、錦織はベッカーとの対戦成績を2勝1敗と勝ち越した。
試合後のオンコートインタビューで錦織は「きついですね。第3セットでなかなかブレークが出来ない中、ブレークバックされて最後まで勝敗が分からないところで、タイブレークでまた1ギアあげられたと思います。最後の最後でこんなに最高のプレーが出たのは本当に嬉しいです。」と振り返った。
「今週本当に良いプレーが1回戦から出来ていて、調子も上がってきているので、明日残り1つを最後の力を振り絞って頑張りたいと思います。」と意気込みを話した。
錦織は大会2年ぶり2度目の優勝をかけて、決勝で第3シードの
M・ラオニチ(カナダ)と対戦する。
対戦するラオニチについては「ラオニチとは、今年2、3回も試合している仲なので、お互いやりにくいとは思いますが、全力でプレーするので応援お願いします。」と最後コメントした。
錦織とラオニチは過去に4度対戦しており、対戦成績は3勝1敗で錦織がリードしている。
直近の対戦は、先月行われた全米オープンの4回戦で、その時は錦織が4時間を超える大激闘の末に勝利をおさめた。
《全米オープンの記事はこちら》また、今年のウィンブルドンでも対戦しており、その時はラオニチが初めて錦織に勝利した。
過去同大会で錦織は、2012年の決勝でラオニチを下して大会初の優勝を飾っており、昨年は準々決勝で
N・アルマグロ(スペイン)に敗れてベスト4進出を前に姿を消した。
今回の決勝は、同大会2012年の決勝と同じ対戦カードとなる。
錦織とラオニチの決勝は、10月5日の第2試合に組まれており、14時以降に開始する予定。
(コメントはWOWOWから抜粋)
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