男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は3日、シングルス準々決勝が行われ、第3シードの
M・ラオニチ(カナダ)が
D・イストミン(ウズベキスタン)を7-6 (10-8), 6-3のストレートで下し、準決勝進出を決めた。
この試合ラオニチは、6度のダブルフォルトを犯すも15度のサービスエースを決め、ファーストサービスが入った時97パーセントと非常に高い確率でポイントを獲得し、イストミンから1度のブレークに成功し、1時間19分で勝利した。
第1セット両者ブレークチャンスが訪れず、サービスキープが続きタイブレークに突入する。
タイブレークも接戦が続くが終盤、17ポイント目でイストミンは痛恨のダブルフォルトを犯し、ラオニチがセットポイントを迎えサービスポイントを取り第1セットを先取する。
第2セットも試合終盤まで両者サービスキープが続くが第8ゲーム、ラオニチは1度のブレークチャンスからブレークに成功し勝利した。
ほぼサービスキープが続いたこの試合、イストミンはラオニチのサービスゲーム全11ゲーム、62ポイントのうち10ポイントしか獲得できず、ラオニチはイストミンのサービスゲーム全10ゲーム、59ポイントのうち15ポイントしか獲得できないでいた。
両者は3度目の対戦となり、ラオニチはイストミンに3勝0敗と全勝し、勝利したラオニチは準決勝で
G・シモン(フランス)と対戦する。
ラオニチは同大会2年連続準優勝としており、2012年は
錦織圭(日本)、2013年は
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に敗れている。
また今大会上位シード選手が順当に勝ち進んだ場合、ラオニチと錦織の2012年決勝の再現となる可能性がある。
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