テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は30日、第10シードの
錦織圭(日本)が登場し、6年ぶりの16強入りをかけ3回戦で第23シードの
L・マイェール(アルゼンチン)と対戦する。
両者は2013年のウィンブルドン2回戦で1度だけ対戦しており、その時は錦織が勝利して3回戦進出を決めた。
《昨年ウィンブルドンの記事はこちら》昨年の全米オープンでは、1回戦で
D・エヴァンス(英国)に敗れて初戦敗退を喫していた。
同大会での最高成績は、2008年の3回戦で当時世界ランク4位の
D・フェレール(スペイン)を破ってベスト16入りを果たしたのが最高成績となっている。
また、過去のグランドスラムでの最高成績は2012年の全豪オープンで、その時は4回戦で
JW・ツォンガ(フランス)を破ってグランドスラム初のベスト8進出を決めた。
錦織は今大会1回戦で
W・オディスニク(アメリカ)を下し、2回戦で
P・アンドゥハル(スペイン)と対戦。アンドゥハルが棄権を申し入れ、3回戦進出となった。2回戦勝利したことにより錦織は、グランドスラム勝利数日本人歴代1位となる33勝を達成した。
今回はグランドスラム勝利数日本人最多の34勝を更新と、全米オープンで6年ぶりの4回戦進出を狙う。
《錦織vsアンドゥハルの記事はこちら》一方、錦織と対戦するマイェールは、7月に行われたベット・アット・ホーム・オープン決勝でフェレールを破り、ATPツアー初のタイトルを獲得した。大きなフォームから繰り出される角度のある鋭いフォアハンドと片手バックが特徴の選手。
《マイェール優勝の記事はこちら》今季グランドスラムの成績は、全豪オープン2回戦で
N・ジョコビッチ(セルビア)、全仏オープンは3回戦で
R・ナダル(スペイン)、ウィンブルドンでは4回戦で
G・ディミトロフ(ブルガリア)に敗れた。
今大会は1回戦で
A・モンタネス(スペイン)と対戦。モンタネスの途中棄権でマイェールは勝利し、2回戦では
M・エブデン(オーストラリア)をストレートで下して錦織との3回戦に駒を進めた。
錦織の6年ぶり4回戦進出をかけた一戦は、8月30日11時(日本時間では8月31深夜0時)から行われ、コート17の第1試合に組まれている。
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