テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は29日、男子シングルス2回戦が行われ、第2シードの
R・フェデラー(スイス)が世界ランク104位の
S・グロス(オーストラリア)を6-4, 6-4, 6-4のストレートで下し、3回戦進出を決めた。
この試合フェデラーはファーストサービスが入った時84パーセントと高い確率でポイントを獲得し、グロスから5度のブレークに成功し1時間48分で勝利した。
第1セット第7ゲーム目でブレークに成功し第1セットを先取したフェデラーは第2セットに入り、第1ゲームでブレークに成功するも直後の第2ゲームでブレークバックを許す。
ブレークを許したフェデラーは動じることなく、その後両者サービスキープが続き、第9ゲーム最後はグロスのボレーミスでブレークに成功し、第10ゲームをしっかりサービスキープし第2セットを連取する。
第3セット第6ゲームで先にブレークを許すと次の第7ゲーム、2度目のブレークチャンスでグロスのボレーに体制を崩しながらバックハンドで返すボールを低く沈め、グロスがボレーをネットにかけブレークバックに成功する。
第9ゲーム、グロスのダブルフォルトでブレークに成功し4ゲーム連取し、最後はサービスエースで勝利した。
両者は初対戦となり、勝利したフェデラーは3回戦で第25シードの
I・カルロビッチ(クロアチア)を7-6 (8-6), 6-7 (3-7), 7-6 (7-5), 3-6, 6-4で下した
M・グラノジェルス(スペイン)と対戦する。
快勝のフェデラーは初出場の2000年から15年連続3回戦進出を果たし、最後に優勝した2008年以来6年ぶり6度目の優勝に前進した。
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