テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は29日、男子シングルス2回戦が行われ、予選突破の
伊藤竜馬(日本)は第19シードの
F・ロペス(スペイン)に4-6, 6-3, 4-6, 6-7 (4-7)で敗れ、伊藤竜馬はグランドスラム初の3回戦進出とはならなかった。
第1セット第3ゲーム、伊藤竜馬にこの試合通じて最初のブレークチャンスが訪れるが活かすことが出来ず、両者サービスキープが続く。終盤の第10ゲームでロペスにポイントをリードされると30-40し、1度のチャンスからブレークを許し第1セットを先取される。
第1セット終了後、伊藤竜馬はメディカル・タイムアウトを要求すると、左手首マッサージ、テーピングを施し試合を続けた。
第2セット伊藤竜馬がサービスの第4ゲームで30-40とし、ブレークチャンスを与えるもロペスの浮いたボールをグランドスマッシュを放ちネットに詰めドライブボレー、再び浮いたボールをスマッシュで叩きデュースに持ち込むと、サービスエースとロペスのエラーでサービスゲームをキープし、ピンチをしのぐと第7ゲーム、15-30の場面で伊藤竜馬がバックハンドのパッシングショットをクロスに決め叫ぶ。次のポイントではバックハンドのダウンザラインを決め、ブレークに成功し再び叫んだ。
第2セットを優勢に進めた伊藤竜馬は第8ゲームをラブゲームでキープし、第9ゲーム30-30の場面でロペスが2度続けてダブルフォルトを犯し、伊藤竜馬が第2セットを取る。
第3セット、先にブレークチャンスを掴むのは伊藤竜馬だが活かすことが出来ず、第9ゲームで消極的なプレーが目立った伊藤竜馬はダブルフォルトで30-40とし、次のポイントでロペスにブレークを許し、第10ゲームでロペスがサービスキープし伊藤竜馬は後が無くなる。
第4セット、両者ブレークチャンス無く、サービスキープが続きタイブレークに突入すると、1ポイント目、伊藤竜馬のフォアハンドのエラーでミニブレークを許すとその後、伊藤竜馬はミニブレーク出来ず、4-7で第4セットを落とし、2時間51分の接戦の末に敗れた。
両者は3度目の対戦となり、伊藤竜馬はロペスに0勝3敗とした。
勝利したロペスは3回戦で第11シードの
E・ガルビス(ラトビア)を4-6, 3-6, 6-4, 6-3, 6-3で下した
D・ティエム(オーストリア)と対戦する。
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