テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は26日、男子シングルス1回戦が行われ、第10シードの
錦織圭(日本)が世界ランク176位で主催者推薦枠で出場の
W・オディスニク(アメリカ)を6-2, 6-4, 6-2のストレートで下し、2回戦進出を決めた。
《錦織 1回戦突破の記事はこちら》試合後、錦織はインタビューを行った。
・試合を終えた今の感想はどうでしょうか?
「すごい嬉しいですね。パフォーマンスもとても良かったので、休んでいたわりには自分でも少しびっくりするくらい1ポイント目から感覚が良くて、いつも通りのプレーが出来ました。」
「昨日、一昨日ぐらいから感覚が徐々に掴めてきたんですけど、多分普段だったら1週間くらいしっかりやって感覚を掴めるところを、2・3日しかしていなくて試合に入りました。今まで積み上げてきた自信と経験と自分がレベルアップしているところが練習をしていなくても、上手く良いプレーが出来たところかなと思います。」
・サービスの調子についてはどうでしょうか?
「サーブは今日は確率が低かったですね。それが今後よくなってくれば試合運びも楽になると思うんですけど、1試合目なので欲は言わず、ストロークがその分すごい良かったです。」
・手術した足の感覚はどうでしょうか?
「もうほとんど大丈夫ですね。まだ最初の方は少し痛みがあって、どれだけ動けるかっていうのを自分でも試しながら動いてたんですけど、フォアはもうスライド出来たり、徐々に動きも良くなってきたので大丈夫だと思います。」
・試合中にエア圭もたくさん見せて頂きましたが、これは自身の体の調子が良い時に自然に出るものですか?それとも、相手に見せ付けるショットなんでしょうか?
「自分の調子も上がってきて、十分良いプレーが出来て気持ちも乗ってきていたので、その分より良いプレーがたくさん出たんだと思います。」
・2回戦で対戦する
P・アンドゥハル(スペイン)についての印象はどうでしょうか?
「あんまり苦手な部分がない選手かなと思います。ストロークが良いので、フォアもバックも。特にバックが良いかな。あとリターンも上手い選手なので、長いラリーにはなるかなと思います。」
・最後にメッセージをお願い致します。
「明後日ですけど、次の試合もこの調子でしっかり頑張りたいと思います。ぜひ応援よろしくお願いします。」
錦織は8月上旬に、右足の親指に出来た嚢胞を取り除く手術を受けた。そのためロジャーズ・カップ男子とW&Sマスターズの2大会を欠場。今回の全米オープンへの出場も危ぶまれていたが、19日に抜糸を行った後には順調な回復を見せ、復帰戦となった今大会1回戦で見事勝利を飾った。
《錦織 手術の記事はこちら》2回戦で錦織は、アンドゥハルと対戦する。
(コメントはWOWOWから抜粋)
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