テニスのグランドスラム、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は28日、男子シングルス3回戦が行われ、第2シードの
R・ナダル(スペイン)が
M・ククシュキン(カザフスタン)を6-7 (4-7), 6-1, 6-1, 6-1の逆転で下し、6度目の4回戦進出を決めた。
この日は雨により、試合開始時点からセンターコートは屋根が閉まった状態で試合が行われた。
この試合ナダルはファーストサービスが入った77パーセントの確立でポイントを獲得し、ククシュキンから7度のブレークに成功し2時間34分で勝利した。
第1セット、序盤から全力で向かうククシュキンを相手に両者サービスキープが続く。ククシュキンがサービスの第11ゲームで40-0からナダルが40-30まで追いつくが、ククシュキンのファーストサービスがセンターに決まりチャンスを作れず、ブレークチャンスが無いままタイブレークに進む。
タイブレークでは1ポイント目でナダルがミニブレークに成功するが次の2ポイントを落とし、リードを許す。その後ナダルが追いつくが再びククシュキンにリードを許し第11ポイント目、ナダルのバックハンドがアウトになり第1セットを落とす。
ナダルは今大会、3試合全てで第1セットを落としている。
第2セット、第4ゲームでナダルにこの試合初めてのチャンスが訪れ、2度目のチャンスでバックハンドのリターンを決めてブレークに成功する。
第5ゲームでサービスキープに成功したナダルは完全に流れを掴み、2度のブレークを含む5ゲーム連取し第2セットを取り追いつく。
序盤の勢いから落ちてくるククシュキンに対し、ナダルは変わらない勢いで第3、第4セットと連取した。
第1セットはククシュキンの攻撃的なストロークに阻まれたが、その後は完璧な展開で勝利した。
両者は3度目の対戦となりナダルはククシュキンに3勝0敗と全勝している。
勝利したナダルは4回戦で第13シードの
R・ガスケ(フランス)を下したN・キルジオスと第24シードの
G・モンフィス(フランス)を下した
J・ヴェセリ(チェコ共和国)の勝者と対戦する。
ナダルは3年ぶり6度目の4回戦進出となる。
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