テニスのグランドスラム、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は27日、男子3回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が
G・シモン(フランス)を6-4, 6-2, 6-4のストレートで下し6年連続8度目の4回戦進出を決めた。
この試合、ジョコビッチはファーストサービスが入った時77パーセントの確率でポイントを獲得し、シモンから7度のブレークに成功し2時間12分で勝利した。
試合の序盤、ジョコビッチはシモンのストロークに苦戦し主導権を握られる場面があるが、第1セット第10ゲームでシモンのミスを誘い、ブレークに成功し第1セットを先取する。
第2セットは第3ゲーム、シモンにブレークチャンスを与えるがサービスとボレーでこのゲームをキープする。
ピンチを凌いだ直後の第4ゲームでブレークに成功したジョコビッチだが、第5ゲームをラブゲームでブレークバックを許し、ジョコビッチは今大会初のブレークを許す。
第6ゲーム、ドロップボレーを決めて2度目のブレークに成功する。
第7ゲームをラブゲームでキープに成功したジョコビッチは第8ゲーム、シモンのダブルフォルトでブレークに成功し第2セットを奪う。
第3セット、第1ゲームでいきなりシモンにブレークを許し、この試合初めてシモンにリードを許す展開で始まるが、第4ゲームでブレークに成功し追いつく。
シモンがサービスの第6ゲーム、体を切り返し、ジョコビッチがフォアで返したボールがアウトし40-30とした時、体制を崩し左腕を地面について転倒してしまい、痛みで倒れこんでしまう。ベンチに戻り、メディカルタイムアウトを要求したジョコビッチは左腕を気にする仕草をみせるがコートに戻る。
最初はバックハンドをスライスで凌ぐが、次第に両手で打つようになり、サービスを少し速度を落とすが問題なくプレーをし、第10ゲームで最後スマッシュを決めてブレークに成功し、勝利した。
両者は8度目の対戦となり、ジョコビッチはシモンに7勝1敗とし、7連勝している。
勝利したジョコビッチは4回戦で
J・ワン(台湾)を6-2, 6-2, 7-5で下し、今大会初めて試合を1日で終えた第14シードの
JW・ツォンガ(フランス)と対戦する。
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