テニスのグランドスラム、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は25日、男子2回戦が行われ、第2シードの
R・ナダル(スペイン)が
L・ロソル(チェコ共和国)を4-6, 7-6 (8-6), 6-4, 6-4で下し3年ぶり6度目の3回戦進出を決めた。
この試合、ナダルはファーストサービスが入った時75パーセントの確立でポイントを獲得し、ロソルから3度のブレークに成功し2時間44分で勝利した。
2011年優勝者のナダルが、2012年2回戦でロソルと対戦し、まさかの敗退となった対戦が再び2回戦で行われた。
第1セット、ブレークチャンスをつかめないナダルに対し、ロソルが先にブレークを許し、第1セットを先取される。
第2セットもロソルにブレークを先に許す展開だが、第8ゲームに初めてナダルにチャンスが訪れ、0-40から15-40とするも2度目のブレークチャンスを決めて第2セット中盤で追いつく。
その後は両者サービスキープが続きタイブレークに突入すると、8ポイント目でロソルにミニブレークを許すが、10ポイント目でロソルがローボレーをネットにかけ、ナダルが追いつく。
14ポイント目、サービスを2度決め、ナダルのセットポイントとした重要な場面、ロソルは痛恨のダブルフォルトを犯し、ナダルが第2セットで追いつく。
第3セットはナダルが第3ゲームで早くもブレークに成功し、ロソルにブレークチャンスを与えず、両者サービスキープが続いた第10ゲーム、最後はナダルがセンターにサービスエースを決めてリードする。
第4セット、第1ゲームでナダルはいきなりラブゲームでブレークに成功する。その後は両者サービスキープが続く。
ナダル、サービング・フォー・ザ・マッチの第10ゲームで30-40とロソルにチャンスが訪れるがここはナダルがファーストサービスを入れ、フォアのダウンザラインを決めてデュースに持ち込む、緊張のせいかナダルらしくないミスが続くが3度目のマッチポイントでナダルのファーストサービスはリターンがアウトとなり、勝利を決めたナダルは喜びを爆発させ叫んだ。
両者は3度目の対戦となりナダルはロソルに2勝1敗とした。
勝利したナダルは3回戦で
F・ダンチェビッチ(カナダ)を-3, 6-3, 6-2で下した
M・ククシュキン(カザフスタン)と対戦する。
ナダルは4年ぶり3度目の優勝へ向けて昨年までの悪いイメージを彷彿し3回戦へ進む。
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