男子テニスの28日付世界ランキングが発表され、バルセロナ・オープン・サバデルで大会初優勝を果たした
錦織圭(日本)は前回の17位から5つ上げ12位となった。
12位まで上げたのは昨年9月23日以来の事となり、過去の最高位である11位まであと少しとなった。
27日まで行われたATPワールド・ツアー500大会であるバルセロナ・オープン・サバデル(スペイン/バルセロナ、クレー)は錦織にとって3月のに行われたソニー・オープン以来の復帰戦であった。
ソニー・オープンでは4回戦で
D・フェレール(スペイン)、準々決勝で
R・フェデラー(スイス)を破る大活躍をするも、準決勝は左足の付け根の負傷により
N・ジョコビッチ(セルビア)戦を前にやむなく棄権を申し入れた。
《フェデラー撃破の錦織がジョコビッチ戦を棄権「とてもガッカリ」<ソニー・オープン男子>》今月行われたデビスカップでも、左足の付け根の負傷により欠場を表明し、コートサイドで応援に徹した。
復帰戦を優勝で飾った錦織は試合後のインタビューで、「良いプレーをして、勝つことが出来てとても嬉しい」とコメントし、「今回の優勝と、ソニー・オープンは、自分の自信に繋がる。特に今週のバルセロナ・オープン・サバデルは。これから迎えるムチュア・マドリッド・オープン、BNLイタリア国際、全仏オープンという3つの大きな大会で、良いプレーをしてポイントを増やしていきたい。次の目標は、トップ10入りすること。」とコメントをしている。
「ジュニア時代、14歳のころはクレーを得意にしていた。ヨーロッパの全てのジュニア大会でも勝っていた。今は、ハードコートに比べて(クレーでの試合は)タフになり苦戦してきたが、この2、3年は良いプレーが出来るようになり、クレーに対する不安は無くなっている。」と次の大会にも期待がかかるコメントを残した。
今後のクレーシーズンの予定として、昨年、フェデラーを初めて破りベスト8進出を果たしたムチュア・マドリッド・オープンに出場する予定。
《フェデラー破った錦織「最高の勝利の1つ」<ムチュア・マドリッド・オープン男子>》また、2回戦進出が最高成績のBNLイタリア国際、昨年4回戦でナダルに敗れた全仏オープンと続くが、活躍によっては全仏までにトップ10入りも見えてくる。
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