男子テニスでウィンブルドン歴代最多7度の優勝を誇る
R・フェデラー(スイス)。グランドスラムでも最多17度のタイトルを獲得しているフェデラーは、今年のウィンブルドン2回戦で当時世界ランク116位だった
S・スタコフスキ(ウクライナ)に敗れる大番狂わせに見舞われた。
芝コートを得意としているフェデラーは、ウィンブルドンの前哨戦であるゲリー・ウェバー・オープンで今季初タイトルを獲得。そしてウィンブルドンに出場し、1回戦で
V・ハネスク(ルーマニア)に完璧なプレーで2回戦進出を決めた。
しかし、2回戦ではサーブ&ボレーを多用して果敢に攻め続けるスタコフスキに対し、いつものようなキレのあるプレーを出せずに苦しむフェデラー。そして、スタコフスキに17本のサービスエースと72本のウィナーを決められたフェデラーは3時間で2回戦敗退となった。
フェデラーがグランドスラムでベスト8を前に敗れるのは2004年の全仏オープン以来で、その時は3回戦で
G・クエルテン(ブラジル)に敗れた。またフェデラーが3回戦を前に敗退するのは、グランドスラムでは全仏オープン初戦で敗れた2003年以来10年ぶり、ウィンブルドンでは初戦敗退した2002年以来11年ぶりの事となった。
昨年のウィンブルドン決勝でフェデラーは、悲願の初優勝を目指していた
A・マレー(英国)を破り大会史上最多記録に並ぶ7度目の優勝を飾っていた。
当時フェデラーは「パニックになる必要はない。ただ練習に励んで、更に強くなって戻って来るまで。もちろん、この大会でこんな結果は望んではいなかったけどね。」と、試合後に話していた。
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