男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は6日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が第3シードの
M・ラオニチ(カナダ)を7-6 (7-5), 7-5のストレートで下し、大会初優勝を飾ると同時に、キャリア通算16度目のタイトルを獲得した。
両者は今年のロジャーズ・カップ男子3回戦で対戦し、その時はラオニチがストレートで勝利していた。今回の対戦により、デル=ポトロはラオニチとの対戦成績を1勝1敗とした。
決勝戦、デル=ポトロはファーストサーブが入った時に78パーセントの確率でポイントを獲得し、ラオニチに1度もブレークを許さなかった。そして、第2セットの第11ゲームでブレークに成功、第12ゲームでは最後ネットに出るラオニチに対しパッシングショットを決めて、1時間46分で優勝を決めた。
試合後、デル=ポトロは「勝てて嬉しい。彼(ラオニチ)が勝ってもおかしくない展開だった。今後、彼はトップクラスに入ってくる選手だと思う。シーズン終盤でいい結果を残している事、そして彼のチームにもおめでとうと言いたい。」と、ラオニチを称えた。
「いい形でシーズンを終えたい。この大会ではワイルドカード(主催者推薦)で招待してもらい、優勝出来た。招待してくれた方達に感謝したい。自分のチームにもありがとうと言いたい。」
大会後に発表される世界ランキングで、デル=ポトロは現在の7位から2つ上げ5位になる事が確定した。デル=ポトロの自己最高ランクは、2010年に記録した4位である。
今大会でデル=ポトロは、1回戦で元世界ランク8位の
M・バグダティス(キプロス)に第1セットを落とす苦しい展開から逆転勝を利を収めた。そして2回戦では同胞の
C・ベルロク(アルゼンチン)、準々決勝では
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)、準決勝では第6シードの
N・アルマグロ(スペイン)を破り、ラオニチとの決勝戦へ駒を進めていた。
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