男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は5日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が第6シードの
N・アルマグロ(スペイン)を7-6 (9-7), 7-6 (7-1)のストレートで下して2008年以来5年ぶりの決勝進出を果たし、試合後に大会初優勝に向けて話した。
この試合、前日の準々決勝で第4シードの
錦織圭(日本)をフルセットで破り勢いに乗る世界ランク17位アルマグロの強烈なストロークに押されるも、同7位のデル=ポトロは12本のサービスエースを放ち、ファーストサーブが入った時には86パーセントの高い確率でポイントを獲得。さらに2度のタイブレークを制し、1時間50分で勝利をものにした。
大会初優勝を狙うデル=ポトロは、決勝で第3シードの
M・ラオニチ(カナダ)と対戦する。
試合後、デル=ポトロは「嬉しい。この大会では2度目の決勝進出。前回(2008年)とは違う結果になる事を望む。明日対戦するラオニチはとても好調で、先週優勝もしている。」と、決勝戦に向けてコメントした。
ビッグサーバーのラオニチは、昨年の楽天ジャパン・オープンで錦織に敗れるも準優勝を飾っており、2年連続の決勝進出を果たしている。また、先週のタイオープンでは決勝でT・ベルディフを破り、今季2度目のタイトルを獲得している。
2008年の楽天ジャパン・オープンで準優勝を飾ったデル=ポトロは、その後2009年に全米オープンでグランドスラム初のタイトルを獲得した。しかし、同年の楽天ジャパン・オープンではまさかの初戦敗退を喫した。
一方、デル=ポトロに敗れたアルマグロは、今大会のダブルスに
P・クエバス(ウルグアイ)とのペアで出場し、グランドスラム歴代最多15度の優勝を誇る第1シードの
B・ブライアン(アメリカ)/
M・ブライアン(アメリカ)組を破る金星をあげていた。
また、今大会に出場するまでアルマグロは4大会連続の初戦敗退を喫していた。
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