男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は4日、シングルス準々決勝が行われ、第4シードで昨年覇者の
錦織圭(日本)は第6シードの
N・アルマグロ(スペイン)に6-7 (2-7), 7-5, 3-6のフルセットで敗れ、大会連覇をアルマグロに阻まれた。
この試合、世界ランク13位の錦織は同17位アルマグロに15本のサービスエースを決められた。そして、5度のブレークを許してしまい、2時間13分で準々決勝敗退となった。
両者は今回が2度目の対戦となり、錦織はアルマグロとの対戦成績を1勝1敗とした。
今大会で錦織は、1回戦で元世界ランク8位の
J・メルツァー(オーストリア)に大逆転勝利、2回戦ではビッグサーバーの
F・ロペス(スペイン)を下し、準々決勝進出を決めていた。
今年の全米オープンで錦織はグランドスラムで2年ぶりに初戦敗退となるも、国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)日本対コロンビア戦では2勝し、日本のワールドグループ復帰に大きく貢献した。
勝利したアルマグロは、今大会のダブルスに
P・クエバス(ウルグアイ)とのペアで出場し、グランドスラム歴代最多15度の優勝を誇る第1シードの
B・ブライアン(アメリカ)/
M・ブライアン(アメリカ)組を破る金星をあげていた。その後は
J・マレー(英国)/
J・ピアース(オーストラリア)組に敗れ、準々決勝敗退となった。
今大会に出場するまでアルマグロは4大会連続の初戦敗退を喫していたが、今大会では好調を維持している。
これまで12度のツアー優勝を飾っている28歳のアルマグロは、世界ランキングで2011年に自己最高の9位を記録した。
準決勝でアルマグロは、第1シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)の勝者と対戦する。
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