女子テニスツアーの東レ・パンパシフィック・オープン(日本/東京、ハード)は24日、シングルス2回戦が行われ、
クルム伊達公子(日本)は第12シードのS・ストザーに3-6, 6-7 (2-7)のストレートで敗れ、3年ぶりの3回戦進出とはならなかった。
この試合、世界ランク60位のクルム伊達は同17位ストザーに対し激しいストローク戦を展開、さらにネットプレーを織り交ぜるなどで対抗した。
第1セットを落としたクルム伊達は、第2セットで先にストザーのサービスゲームをブレークし、ゲームカウント4-2とリードする。しかし、その後は両者ブレークする展開となり、タイブレークへ突入する。
タイブレークではストザーの強烈なフォアハンドに押されたクルム伊達は、2回戦敗退となった。
両者は今回が3度目の対戦となり、クルム伊達はストザーとの対戦成績を1勝2敗とした。
クルム伊達の敗退により、日本勢のシングルスは全滅した。
森田あゆみ(日本)と
土居美咲(日本)は2回戦敗退、
奈良くるみ(日本)と予選から勝ち上がった
尾崎里紗(日本)は初戦敗退となった。
また、クルム伊達は今大会のダブルスにも
A・パーラ=サントンハ(スペイン)とペアを組み、1回戦でH・チャン(台湾)/
L・フーバー(アメリカ)組と対戦する。
先週行われたKDB韓国オープンでクルム伊達は、第2シードの
M・キリレンコ(ロシア)をストレートで破り、ベスト8へ進出していた。
一方、クルム伊達を下したストザーは、2011年の全米オープンでグランドスラム初優勝を飾っており、自己最高ランクは同年に記録した4位である。
3回戦でストザーは、第8シードの
R・ビンチ(イタリア)をストレートで破った
L・サファロバ(チェコ共和国)と対戦する。
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