テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は3日、女子シングルス準々決勝が行われ、第5シードの
N・リー(中国)が第24シードの
E・マカロバ(ロシア)を6-4, 6-7 (5-7), 6-2のフルセットで下し、中国人選手として大会初のベスト4進出を果たす快挙を成し遂げた。
「私にとって、この大会での初めての準決勝進出。とても誇りに思う。第2セットをリードしながら落としてしまった時は悲しかったけど、“OK、まだ1セットオール。まだチャンスはある。1ポイントずつ戦って諦めずに続けよう。しっかりコートに立って戦うの”って自分に言い聞かせた。」
「今日のプレーは、あまり満足出来るものではなかった。今日はとても緊張してしまった。試合の始めから最後までそうだった。そんな中、少なくとも終始戦い続けられた事は満足している。例えベストのテニスが出来なくても、また戦いの途中だし、こうして大会に残る事も出来た。」
準決勝でリーは、第1シードで世界ランク1位の
S・ウィリアムズ(アメリカ)と対戦する。この日セリーナは、第18シードの
C・スアレス・ナバロ(スペイン)を6-0, 6-0のダブルベーグルで退けた。
リーの試合が終わった時は、まだセリーナの試合が行われておらず、準決勝の対戦相手が決まっていなかった。
「ホテルに帰って、ベッドに横になって、ポテトチップスでも食べながら試合を見ようと思っているわ。彼女達が戦っている間、私はリラックスするの。」とリーは、ジョークを交えてコメントしていた。
準決勝は予定で現地金曜日に行われるため、2日間のオフがあるリーは「今日はもうテニスの事はあまり考えず、2日間のオフがあるから、今日と明日はリラックスするように努める。ちょっとしたウォーミングアップをして、金曜日に備えるつもり。」
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