男子テニスツアーのW&Sマスターズ(アメリカ/シンシナティ、ハード)は13日、シングルス1回戦が行われ、第10シードで世界ランク12位の
錦織圭(日本)は同27位の
F・ロペス(スペイン)に4-6, 6-7 (4-7)のストレートで敗れ、今季ツアー大会でデルレイビーチ国際テニス選手権とゲリー・ウェバー・オープンに次ぐ3度目の初戦敗退となった。
両者は今年のアメリカ国際インドアテニス選手権決勝でも対戦し、その時は錦織がストレートでロペスを下して自身3度目のツアー優勝を飾っていた。
今回の結果で、錦織はロペスにリベンジを許した結果となり、両者の対戦成績は錦織の1勝2敗となった。
この試合、第1セットで錦織は、ファーストサーブが入った時に81パーセントの確率でポイント獲得するロペスのサービスゲームで2度のブレークチャンスを握るも活かす事が出来なかった。また、1ブレークを許してしまった錦織は第1セットを落としてしまう。
第2セットはタイブレークへ突入するも錦織は試合の流れを掴めないまま、1時間31分で敗れてしまった。錦織は試合を通してロペスに12本のサービスエースを決められた。
上位シード勢が順当に勝ち上がった場合、錦織は3回戦で第7シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、準々決勝では第3シードの
D・フェレール(スペイン)と対戦する可能性があった。
錦織は、今年のウィンブルドン3回戦で
A・セッピ(イタリア)にフルセットの末に敗れて以降はトレーニングなどに時間をあてた。
その後はシティ・オープン男子に第2シードで出場したが、3回戦で元世界ランク8位の
M・バグダティス(キプロス)に完敗を喫した。
そして、先週行われたロジャーズ・カップ男子に第9シードで出場した錦織は、3回戦で
R・ガスケ(フランス)に逆転で敗れてしまうと同時に、世界トップ10入りは次回へ持ち越しとなった。
さらに、大会後に発表された世界ランキングでは自己最高の11位から1つ下げ12位へ後退した。
錦織に勝利したロペスは、2回戦で
J・シャーディ(フランス)と対戦する。
31歳のロペスは、AEGON国際オープン男子で優勝を飾っており、これまで通算3度のツアータイトルを獲得している。
今大会の第1シードは
N・ジョコビッチ(セルビア)、第2シードは
A・マレー(英国)、第3シードはフェレール、第4シードは
R・ナダル(スペイン)、第5シードはディフェンディングチャンピオンの
R・フェデラー(スイス)、第6シードはT・ベルディフ、第7シードはデル=ポトロ、第8シードはガスケとなっている。
【錦織圭 W&Sマスターズ男子戦歴】
<2013年>
・1回戦 敗退 F・ロペス 4-6, 6-7 (4-7)
<2012年>
・1回戦 勝利
M・グラノジェルス(スペイン) 6-1, 6-2
・2回戦 勝利
J・ブレイク(アメリカ) 2-6, 6-4, 6-4
・3回戦 敗退
S・ワウリンカ(スイス) 3-6, 3-6
<2011年>
・予選1回戦 勝利
J・ソウザ(ブラジル) 6-1, 6-4
・予選2回戦 勝利
M・ククシュキン(カザフスタン) 6-3, 6-4
・1回戦 敗退
D・ナルバンディアン(アルゼンチン) 4-6, 4-6
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