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父の暴行事件以降、4度目の初戦敗退<ロジャーズ・カップ男子>

男子テニスツアーのマスターズ大会であるロジャーズ・カップ男子(カナダ/モントリオール、ハード)は5日、シングルス1回戦が行われ、オーストラリア期待の若手B・トミック(オーストラリア)F・マイヤー(ドイツ)に7-5, 3-6, 3-6の逆転で敗れ、不調から脱する事が出来なかった。

今年の5月、トミックのコーチであり父であるジョンが、トミックのヒッティングパートナーへ暴力をふるったため傷害容疑で捕まる事件が起きた。

そして、ジョンへ男子プロテニス協会のATPから大会への出入りを禁じられてから、トミックは今大会が7大会目にして4度目の初戦敗退となった。

「チャンスを逃してしまった。第2セットでは集中を切らしてしまった。そこから、彼(マイヤー)に流れを与えてしまったんだ。自分が集中を失うと同時に、彼のプレーがどんどん良くなっていった。」と、トミックは肩を落とした。

マイヤーは2回戦で、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチはロジャーズ・カップ男子で2連覇を果たしており、今年は3連覇を狙ってエントリーしている。今大会は上位シード8選手は1回戦が免除されているため、ジョコビッチは2回戦から登場する。

この日行なわれた試合結果は以下の通り。

G・ゼミヤ(スロベニア) vs. ○I・ドディグ(クロアチア), 1-6, 1-6
●B・トミック vs. ○F・マイヤー, 7-5, 3-6, 3-6
A・セッピ(イタリア) vs. ●L・ロソル(チェコ共和国), 6-4, 4-6, 7-6 (7-4)
M・クリザン(スロバキア) vs. ●T・ベルッチ(ブラジル), 5-7, 6-4, 7-6 (8-6)
E・ガルビス(ラトビア) vs. ●F・ロペス(スペイン), 7-6 (7-4), 6-4
P・アンドゥハル(スペイン) vs. ●A・ワイントラウブ(イスラエル), 6-1, 7-6 (7-5)
M・マトセビッチ(オーストラリア) vs. ●B・ベッカー(ドイツ), 6-2, 6-3
P・コールシュライバー(ドイツ) vs. ○B・ペール(フランス), 6-7 (1-7), 5-7
J・ティプサレビッチ(セルビア)(16) vs. ○D・イストミン(ウズベキスタン), 4-6, 3-6
J・レヴィン(アメリカ) vs. ●X・マリス(ベルギー), 6-4, 7-6 (7-4)
錦織圭(日本)(9) vs. ●P・ポランスキー(カナダ), 4-6, 6-4, 6-2

《ロジャーズ・カップ男子 対戦表》

《錦織圭特集「Project10」》


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(翻訳・記事/弓削忠則)

(2013年8月6日19時30分)

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