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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は3日、男子シングルス準々決勝が行われ、第2シードのA・マレー(英国)がノーシードから勝ち上がってきたF・ベルダスコ(スペイン)を4-6, 3-6, 6-1, 6-4, 7-5の大逆転で下し、念願の地元優勝へあと2勝と迫った。
「みんな負けてしまうんじゃないかって心配したんじゃないかな。でも“ここウィンブルドンで負けてしまう”何て考えなかったよ。」とマレーは劣勢の時の気持ちを語っていた。
「この試合がどうなってしまうか、負けてしまうのかって不安だったかも知れない。でもこれまでだってこんな状況に陥った事は何度もあって、そんな時に考えて、先を見過ぎないと言う事を学んでいたんだ。2セットを先取された時も全く焦ってはいなかったんだ。しっかり自分自身を落ち着かせられたし、それはとても良い証だった。」
マレーは第1セットと第2セットを落とすも、それ以降のセットでは1度もブレークを許さず、安定したプレーを取り戻した。
現在は世界ランク54位に下げているベルダスコだが、2009年4月には自己最高位の7位を記録した実力者。そのベルダスコについてマレーは「今日の彼は本当にサーブが良かった。第1セットの終盤は素晴らしいプレーをしていた。第2セットは自分のレベルが下がってしまって、簡単なミスや正しいショット選択も出来ていなかったんだ。」と先取されたセットを振り返った。
そして「彼は本当に良いプレーヤーで、今の彼は数年前にトップ10入りしていた時と同じくらいのテニスをしている。この試合が今までで一番感動的な試合だったかは分からないけど、観客からの大きな声援には本当に感謝しているよ。」とベルダスコのプレーを称賛しつつ、詰め掛けたファンからの応援が勝利への力になった事を明かしていた。
2年連続の決勝進出を懸けてマレーは第24シードのJ・ヤノヴィッツ(ポーランド)と準決勝で対戦する。この日の準々決勝で22歳のヤノヴィッツはL・クボット(ポーランド)との同胞対決を7-5, 6-4, 6-4のストレートで制しての勝ち上がり。
これまでヤノヴィッツとの対戦成績を1勝1敗としているマレーは「彼(ヤノヴィッツ)は今のツアーで期待されている若手の1人。220キロを超えるサーブを常に打って来るんだ。彼はとても攻撃的なプレーをするし、身長も高い。それに素晴らしいアスリートだから、芝で彼との対戦は本当に難しいものになるだろうね。」と、この日も30本のサービスエースを叩き出したヤノヴィッツを警戒していた。
《ウィンブルドン 男女対戦表》
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この日行われた試合結果は以下の通り。
○N・ジョコビッチ(セルビア)(1) vs. ●T・ベルディフ(チェコ共和国)(7), 7-6, 6-4, 6-3
○A・マレー(2) vs. ●F・ベルダスコ, 4-6, 3-6, 6-1, 6-4, 7-5
●D・フェレール(スペイン)(4) vs. ○J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)(8), 2-6, 4-6, 6-7
○J・ヤノヴィッツ(24) vs. ●L・クボット, 7-5, 6-4, 6-4
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