HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は24日から開幕し、男子シングルス1回戦が行われ、8度目の優勝を狙う第3シードのR・フェデラー(スイス)がV・ハネスク(ルーマニア)を6-3, 6-2, 6-0と危なげなく退け、大会2連覇へ好発進した。
フェデラーは「全体的に良いプレーが出来たと思うし、サーブも特に問題がなかった。リターンも良かったと思うし、時には攻撃的にリターンダッシュもして、芝ではたまにするネットでの戦いも出来た。大会初日で芝も新鮮だから多少滑る状態の中でも良い動きも出来た。ちょっと風もあって気温も低かったけど、大きな問題もなく試合を終える事が出来て嬉しく思う。そう考えると完璧な日だったね。」と試合を振り返った。
フェデラーがウィンブルドンを最初に制してグランドスラムで初優勝を飾ったのがちょうど10年前。そして昨年は地元期待のA・マレー(英国)を決勝戦で下して大会史上最多となる7回目の優勝を飾っていた。
「より強くなって経験も積んでいるし、たくさんの試合をして来たから、今は全体的により完璧な選手になれていると感じている。この10年間でたくさんの物が変わったんだ。ラケット自体の技術、ストリング、ボール、コートの速さもね。その全てがテニスというスポーツに影響しているんだ。そして自分もその変化に順応する必要があった。」とフェデラー。
「そんな状況の中、サーブ・アンド・ボレーやリターン・ダッシュをする選手が減り、ベースライン・プレーヤーが増えていった。それに対応する必要があった。もし、サーブ・アンド・ボレーが主流なら自分もそのプレーをしているだろう。テニス選手と言うものは、正直常に何かを試み続けなければならない。強さも弱さも、常に練習とトレーニングが必要なんだと信じているんだ。」とフェデラーは、冷静に今のテニス界を分析していた。
「グランドスラムでは常に5セットマッチを準備して臨んでいるんだ。だから今日はこうしてストレートで勝利を飾れて良かったよ。1回戦と言うのは、驚かされる番狂わせが起きてしまう事もある。対戦相手にも尊敬の気持ちを持って戦っていたよ。」と、快勝に喜びも語っていた。
フェデラーは2回戦でS・スタコフスキ(ウクライナ)と対戦する。この日スタコフスキは、R・デュトラ・シルバ(ブラジル)を6-4, 6-0, 6-4のストレートで下しての勝ち上がりとなっている。
《ウィンブルドン 男女対戦表》
■関連記事■
《ナダルがプロ転向以来初の初戦敗退、2年連続の大波乱<ウィンブルドン>》
《「優勝の瞬間を味わいたい」フェデラーが完璧な1回戦<ウィンブルドン>》
《引退についてフェデラー「それは突然訪れる」》
《フェデラー、2003年初優勝「1位になるために必要な自信を与えてくれた」<ウィンブルドン>》
《誤解についてフェデラー「これ以上、話はしたくない」◇スイス・インドア》
■関連動画■
《ナダルとフェデラーが30回目の対決!ATP男子ツアーマガジン Vol.172》
《錦織がフェデラーから大金星!ATP男子ツアーマガジン Vol.171》
その他のニュース
|
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.