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6月24日から開幕するテニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)に第3シードで出場するR・フェデラー(スイス)がウィンブルドンで初優勝した事について語った。
フェデラーのグランドスラム初優勝は、10年前のウィンブルドンだった。決勝でM・フィリプーシス(オーストラリア)を下してビッグタイトルを手にした当時21歳のフェデラーは、その後2004年から2007年、2009年、2012年と優勝を重ねてきた。そして、今年はウィンブルドンで8度目、グランドスラムでは歴代最多更新となる18度目の優勝を狙って大会入りする。
今回、フェデラーは初優勝の時を振り返り、次のように語っている。
「当時はすでにトップ10入りしていたものの、優勝出来たのは少し意外だった。あれは僕のウィンブルドンでの唯一のタイトルではないけれど、四大大会で初優勝した瞬間だった。2003年の優勝は、まさに来るべきときに来た、という感じだった。その後、数カ月で世界1位となったけど、1位になるために必要な自信を与えてくれた。」
フェデラーは初優勝の2003年から2007年まで大会5連覇を飾っており、これはB・ボルグ(スウェーデン)に並ぶ偉業となった。
2006年と2007年の決勝戦でフェデラーはR・ナダル(スペイン)を下して優勝を飾っていたが、2008年の決勝ではナダルと再び対戦、この時はナダルに敗れてタイトルを逃した。
2008年の決勝は大激戦となり、4時間48分にも及んだこの試合はウィンブルドン史上最長の決勝戦となった。この時はナダルが6-4, 6-4, 6-7 (5-7), 6-7 (8-10), 9-7で優勝を飾った。
ナダルに敗れた時について、フェデラーは「大変な試合だったね。あのような経験が出来て、幸せを感じるよ。僕はウィンブルドンで6連勝を狙っていて、ラファ(ナダル)は初優勝を狙っていたと思う。ラファはその前の数年間、優勝を惜しくも逃していたからね。」と、話した。
加えて「2008年の決勝戦では、第1・2セットを落として0-2だった。第4セットでもマッチポイントをしのいでフルセットに持ち込んだ。試合の最後の方は会場が本当に暗く、夜遅くなってしまい、その際にはラファの方がいいプレーをしていたね。」と、話した。
今年のウィンブルドンでは、フェデラーとナダルが順当に勝ち進んだ場合、準々決勝で対戦する事ととなる。
フェデラーとナダルはこれまで30度対戦し、ナダルが20勝10敗と勝ち越している。もし両者が対戦する事になると、ウィンブルドンでは4度目となる。
【ロジャー・フェデラー vs ラファエル・ナダル ウィンブルドン戦歴】
<2008年>
・決勝 R・ナダル 6-4, 6-4, 6-7 (5-7), 6-7 (8-10), 9-7 R・フェデラー
<2007年>
・決勝 R・フェデラー 7-6 (9-7), 4-6, 7-6 (7-3), 2-6, 6-2
<2006年>
・決勝 R・フェデラー 6-0, 7-6 (7-5), 6-7 (2-7), 6-3
《ウィンブルドン 男女対戦表》
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