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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は1日、男子シングルス3回戦が行われ、第13シードの錦織圭(日本)が第24シードのB・ペール(フランス)を6-3, 6-7 (3-7), 6-4, 6-1で下し、今大会自身初のベスト16進出を果たすと同時に、日本男子としては1938年の中野文照以来75年ぶりの4回戦進出となった。
この試合、錦織は64本の凡ミスを犯すペールの隙をつき、19度のブレークチャンスから8度のブレークに成功し、2時間41分で勝利した。
試合後、錦織は「2セット目を取られた時がきつかった。数少ないチャンスをものに出来たと思います。自分のプレーを心掛けるようにした。」と、コメント。
錦織は4回戦で、第3シードで前人未到の大会8度目の優勝を狙うR・ナダル(スペイン)と第27シードのF・フォニュイーニ(イタリア)の勝者と対戦する。錦織とナダルが対戦する場合、今回が5度目の対戦となる。これまで錦織はナダルに4連敗を喫している。
4回戦でナダルと対戦する場合について、錦織は「楽しみです。クレーでやった事がないですし、彼(ナダル)はクレーで世界1強い相手。」と、語った。
今大会で史上初7度の優勝を誇るナダルは、今年の2月に膝の怪我から復帰し、今季出場した8大会全てで決勝進出を果たした。さらに、そのうち6大会で優勝を飾っている。
錦織は今年5月に行われたムチュア・マドリッド・オープン男子で、元世界ランク1位でグランドスラム最多17度の優勝を誇るR・フェデラー(スイス)を下す大金星をあげた。
また、現在世界ランク15位の錦織は全仏オープンで上位進出した場合、自己最高ランク更新の可能性が高い。
一方、錦織に敗れた世界ランク26位のペールは、今年のBNLイタリア国際男子で自身初となるマスターズ1000大会でベスト4進出を果たす活躍をみせていた。また、今大会1回戦で元世界ランク8位で2006年の全豪オープン準優勝者のM・バグダティス(キプロス)、2回戦ではL・クボット(ポーランド)を破り、錦織との3回戦へ駒を進めていた。
ペールは錦織に敗れた事により、グランドスラムで自身初の4回戦進出を逃した。
今回の対戦で、錦織はペールとの対戦成績を2勝0敗とした。
【錦織圭 全仏オープン戦歴】
<2011年>
・1回戦 勝利 ルー・イェンスン(台湾) 6-1, 6-3, 6-4
・2回戦 敗退 S・スタコフスキ(ウクライナ) 1-6, 6-3, 3-6, 6-7 (3-7)
<2010年>
・1回戦 勝利 S・ヒラルド(コロンビア) 2-6, 4-6, 7-6 (7-3), 6-2, 6-4
・2回戦 敗退 N・ジョコビッチ(セルビア) 1-6, 4-6, 4-6
<2008年>
・予選1回戦 勝利 J・M・アラングレン 1-6, 6-3, 6-2
・予選2回戦 敗退 S・グロイル(ドイツ) 2-6, 5-7
《全仏オープン2013 男女対戦表》
《全仏オープン2012 男女対戦表》
《全仏オープン2011 男女対戦表》
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