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男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNLイタリア国際男子(イタリア/ローマ、レッドクレー)は17日、シングルス準々決勝が行われ、第5シードのR・ナダル(スペイン)が第4シードのD・フェレール(スペイン)を6-4, 4-6, 6-2のフルセットで下し、ベスト4進出を決めた。
試合後、ナダルは「難しい相手に、良い試合が出来たよ。自分に良い流れがきていない時でも、自分のベストのテニスが出来た。本当に嬉しく思うよ。」と、試合を振り返った。
第1セット、ナダルはフェレールに6度のブレークチャンスを与えるも、それを全てしのぐと、たった1度掴んだブレークポイントを活かしブレークに成功、このセットを先取する。
第2セットに入ると、フェレールは猛攻をみせゲームカウント4-0とし、序盤のリードを活かしたフェレールがセットカウント1-1とする。
第3セットは、先にチャンスを掴んだのはフェレールで、ナダルのサービスゲームで15-40とブレークチャンスを掴む。しかし、ここでフェレールはミスを重ねてしまい、このゲームをナダルにサービスキープされると、続く自身のサーブでのブレークを許してしまう。
そして、ナダルが2時間46分で4強入りを決めた。ナダルが今大会で優勝した場合、フェレールを抜き4位に上昇する事が決まり、5月26日から開幕する全仏オープンでの第4シードの座を確定させる。
「彼(フェレール)は、本当に素晴らしい選手なんだ。彼の積極性やコートでの戦いは、本当に子供達にとっても良い手本になる。そんな彼からの勝利は、僕にとって本当に特別だよ。」とナダルは、敗れたフェレールを称えた。
ナダルは今回の勝利でフェレールとの対戦成績を19勝4敗とした。
今大会ナダルは過去6度タイトルを獲得しており、7度目のタイトル獲得を目指し、準決勝でT・ベルディフ(チェコ共和国)と対戦する。両者は過去16度対戦し13勝3敗と大きくナダルがリードしており、直近の対戦では2007年のモンテカルロ・マスターズ以降ナダルが12連勝している。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○B・パイユ(フランス) vs. ●M・グラノジェルス(スペイン), 6-1, 6-0
●N・ジョコビッチ(セルビア)(1) vs. ○T・ベルディフ(6), 6-2, 5-7, 4-6
●D・フェレール(4) vs. ○R・ナダル(5), 4-6, 6-4, 2-6
○R・フェデラー(スイス)(2) vs. ●J・ヤノヴィッツ(ポーランド), 6-4, 7-6
今大会の優勝賞金は50万1,700ユーロ。
《BNLイタリア国際 男女ドロー表》
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※訂正※
タイトルに「ナダル、4強と同時にトップ4返り咲き確定」、記事内に「この日の勝利でナダルは、来週発表の世界ランキングでフェレールを抜き4位に上昇する事が決まり、5月26日から開幕する全仏オープンでの第4シードの座を確定させた。」とありましたが、「ナダルが今大会で優勝した場合、フェレールを抜き4位に上昇する事が決まり、5月26日から開幕する全仏オープンでの第4シードの座を確定させる。」でした。大変申し訳ございません。
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