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男子テニスツアーのマスターズ大会であるモンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、賞金総額264万6,495ユーロ、クレー)に、大会9連覇の偉業をかけて出場するR・ナダル(スペイン)が、膝の怪我で7ヶ月のツアー離脱を余儀なくされていた休養中について語った。
出場出来なかったロンドンオリンピックについて、ナダルは「A・マレー(英国)がオリンピックを制した時は、本当に感動した。彼(マレー)は、それに値する選手だと思うから。そして、彼は自身初のグランドスラム優勝となる全米オープンも制した。かなり前だけど、きっといつかグランドスラムで優勝出来るよって言った事があったけど、それが現実になったんだ。だから、余計嬉しかった。彼がそこへ辿り着くまで、どれだけの努力をしていたか知っていたんだ。だから、とても感動したのさ。」と、マレーのビッグタイトル獲得についてコメント。
また、ナダルは「2009年の全仏オープンで負けた時、R・フェデラー(スイス)が大会初優勝すると同時に、世界1位の座を明け渡した。でも、あの時はロジャー(フェデラー)に優勝して欲しかったんだ。優勝に値する選手が優勝するなら、それは当然の事。彼は、それまで何度も決勝戦の舞台に立っていたけど、優勝出来なかった。だから、彼の優勝にも感動したんだ。自分はすぐに感動する人間。スポーツは、単に試合をしているだけではない。」と、ナダルは語った。
2月の南米のクレー大会から復帰したナダルは、今季17勝1敗と3大会で優勝を飾っている。
復帰後、初のハードコート出場で優勝を飾ったBNPパリバ・オープン男子については「最後に優勝したインディアンウェルズは、長い間の辛い日々を考えると特別満足する優勝だった。復帰して、あんな成功を収める事が出来た事は、まさに夢のようさ。普通に出来る事ではない。自分の膝の状態を知っていたから、自分の周りも、そして特に自分自身にとっても大きな驚きだった。南米とインディアンウェルズでは、本当に感動する事がたくさんあった。もちろん、それは既に過去の事だけとね。」と、ナダル。
モンテカルロ・マスターズで史上初の大会9連覇を目指すナダルは、初戦となる2回戦でM・マトセビッチ(オーストラリア)と対戦する。
今大会の優勝賞金は50万1,700ユーロ。
《モンテカルロ・マスターズ シングルス対戦表》
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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