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男子テニスツアーのマスターズ大会であるソニー・オープン男子(アメリカ/マイアミ、ハード)は、シングルス準決勝が行われ、第2シードのA・マレー(英国)が第8シードのR・ガスケ(フランス)を6-7 (3-7), 6-1, 6-2の逆転で下し、今大会2年連続の決勝進出を果たした。昨年マレーは決勝へ駒を進めるも、N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れ準優勝に終わっていた。そのジョコビッチは、4回戦で第15シードで34歳のT・ハース(ドイツ)に敗れ、大会3連覇の夢を絶たれていた。
世界ランク3位のマレーは決勝で、第3シードのD・フェレール(スペイン)と対戦する。世界ランク5位のフェレールは、4回戦で第13シードの錦織圭(日本)、準々決勝ではノーシードで元世界ランク8位のJ・メルツァー(オーストリア)、準決勝では快進撃を続けていたハースを下し、決勝進出を決めている。
今年マレーは、ブリスベン国際男子で優勝、全豪オープンでは大会3度目の決勝進出を果たすもジョコビッチに敗れ準優勝、BNPパリバ・オープン男子ではJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に敗れベスト8進出に終わった。
また、昨年のロンドンオリンピックで金メダルを獲得したマレーは、同年の全米オープンでグランドスラム初優勝を飾った。
一方、今年フェレールは、ハイネケン・オープンで大会3連覇を達成、クラロ杯では大会2連覇を果たし、全豪オープンではジョコビッチに敗れるもベスト4進出。
マレーとガスケの準決勝は、第1セットをタイブレークの末に落とす苦しい展開を強いられたマレーが、試合を通してファーストサーブが入った時に75パーセントを確率でポイントを獲得、さらにガスケのサービスゲームを7度ブレークし、1時間59分で勝利した。
敗れたガスケは準々決勝でT・ベルディフ(チェコ共和国)を下した後、マレーについて「彼は、テニス選手として全て揃っている。サーブも良いし、リターンも素晴らしい。フットワークだって最高さ。攻撃だって、世界でもトップクラス。それに、とても頭を使ってプレーも出来る。」と、コメントしていた。
《ソニー・オープン男女シングルス対戦表》
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