男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNPパリバ・オープン男子（アメリカ/カリフォルニア州インディアンウェルズ、ハード）は、シングルス２回戦が行われ、第５シードのＲ・ナダル（スペイン）がＲ・ハリソン（アメリカ）を7-6 (7-3), 6-2のストレートで下し、３回戦進出を決めた。試合時間は１時間３４分だった。
昨年３月末のソニー・オープン男子以来のハードコート大会への出場となったナダルは、試合後「３回戦に進めて満足している。これが、最も重要なこと。２週間前は、今大会でプレー出来るかどうかわからなかったからね。だから、この地にいる事が出来て嬉しい。３回戦に進めてハッピーだね。手ごわい相手に対していいテニスが出来た。」と、満足そうな表情をみせた。
加えて「パフォーマンスを向上させる必要がある。動きもまだまだ向上させなくてはならない。今日のような試合は、そういった面での向上に役立つね。どのような勝利も、今の僕にとっては重要なんだ。勝利があってこそ、次の日もプレーが出来るからね。試合をする事、これが必要なんだ。テニスをもっとする必要がある。」と、ナダル。
３回戦でナダルは、第３０シードのＭ・ヨージニ（ロシア）を下したＬ・マイェール（アルゼンチン）と対戦する。ナダルが順当に勝ち進んだ場合、準々決勝で昨年の今大会覇者であり第２シードのＲ・フェデラー（スイス）と対戦する可能性がある。
この日行われた試合結果は以下の通り。
●Ｄ・フェレール（スペイン）(4) vs. ○Ｋ・アンダーソン（南アフリカ）, 6-3, 4-6, 3-6
●Ｆ・ベルダスコ（スペイン）(29) vs. ○Ｊ・ニエミネン（フィンランド）, 1-6, 0-6
○Ｓ・ワウリンカ（スイス）(18) vs. ●Ｗ・オディスニク（アメリカ）, 3-6, 6-2, 6-1
●Ｐ・コールシュライバー（ドイツ）(21) vs. ○Ｂ・パイユ（フランス）, 4-6, 2-6
●Ｊ・アイズナー（アメリカ）(15) vs. ○Ｌ・ヒューイット（オーストラリア）, 7-6, 3-6, 4-6
●Ｍ・ヨージニ(30) vs. ○Ｌ・マイェール, 2-6, 3-6
○Ｊ・ヤノヴィッツ（ポーランド）(24) vs. ●Ｄ・ナルバンディアン（アルゼンチン）, 7-6, 4-6, 6-3
○Ｒ・フェデラー(2) vs. ●Ｄ・イストミン（ウズベキスタン）, 6-2, 6-3
○Ｇ・シモン（フランス）(13) vs. ●Ｐ・ロレンジ（イタリア）, 6-3, 3-6, 7-5
○Ａ・セッピ（イタリア）(20) vs. ●Ｄ・ブランズ（ドイツ）, 7-5, 6-4
●Ｊ・ベネトー（フランス）(28) vs. ○Ｉ・ドディグ（クロアチア）, 4-6, 2-6
○Ｆ・マイヤー（ドイツ）(27) vs. ●Ｄ・ゴファン（ベルギー）, 6-4, 6-2
○Ｒ・ガスケ（フランス）(10) vs. ●Ｂ・トミック（オーストラリア）, 7-6, 6-2
●Ｊ・ティプサレビッチ（セルビア）(9) vs. ○Ｅ・ガルビス（ラトビア）, 2-6, 0-6
○Ｒ・ナダル(5) vs. ●Ｒ・ハリソン, 7-6, 6-2
○Ｔ・ベルディフ（チェコ共和国）(6) vs. ●Ｍ・ズベレフ（ドイツ）, 6-2, 6-4
《BNPパリバ・オープン男女シングルス対戦表》
■関連記事■
《フェデラーが完璧なサービスゲームを披露◇BNPパリバ・オープン男子》
《フェデラー、復帰のナダルについて語る◇BNPパリバ・オープン男子》
《錦織は世界１１９位と対戦◇BNPパリバ・オープン男子》
《好調フェレールが世界３７位に敗れる波乱◇BNPパリバ・オープン男子》
《元王者ヒューイットが昨年のファイナリスト下す◇BNPパリバ・オープン男子》
■関連記事■
《完全復活遂げるナダルのスーパーショットを公開◇ATPテニスマガジン Vol.159》
《復帰したナダルの貴重映像、さらに独占インタビュー◇ATPテニスマガジン Vol.158》
（2013年3月10日18時10分）
驚異 22戦全勝･42セット連取･V4 
