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男子テニスツアーのドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、賞金総額200万ドル、ハード)は28日、シングルス準々決勝が行われ、前年度チャンピオンで第2シードのR・フェデラー(スイス)がN・ダビデンコ(ロシア)を6-2, 6-2のストレートで下し、準決勝進出を決めた。
フェデラーは「今日の試合は、とても良い試合だった。出だしからサーブの調子が良かったし、1回戦ではリターンの調子があまり良くなかったけど、今日はリターンのタイミングが合っていた。2回戦はビッグサーバーとの対戦だったけど、今日はリターンで攻撃的に攻める事が出来た。そのために、より試合の主導権が握れたと思う。」と、自身のプレーを満足気に語っていた。
フェデラーは準決勝で、第3シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)と対戦する。
フェデラーはベルディフとの対戦について「彼は、本当にパワフルなんだ。ツアーの中で、最もパワフルな選手の1人。」と、印象を語った。
昨年の全米オープン準々決勝でベルディフに敗れたフェデラーは「彼には苦しい試合を強いられてきた。明日は、どうなるか楽しみだ。この大会では、彼のプレーを見る機会がなかったから、自分のプレーに集中するしかないね。」と、気を引き締めていた。
準々決勝でベルディフはD・ツルスノフ(ロシア)を6-3, 6-2で下し、4強入りを決めていた。ベルディフは、ツルスノフが左太腿を負傷している事を認識していた。その事から、ツルスノフは動きに制限があり、万全な状態ではない中での試合となってしまった。
試合後、ベルディフは「彼の気持ちはわかるよ。トップ選手との対戦で、万全な体調ではなかったら、体に少し問題を抱えての試合だったら、きっと最悪の試合になってしまう。でも、トライしたい気持ちもある。試合は何が起きるかわからないからね。それでも、100パーセントの状態でないと、厳しい試合を強いられてしまうものさ。」と、ツルスノフを気遣っていた。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○N・ジョコビッチ(セルビア)(1) vs. ●A・セッピ(イタリア)(7), 6-0, 6-3
○R・フェデラー(2) vs. ●N・ダビデンコ, 6-2, 6-2
○T・ベルディフ(3) vs. ●D・ツルスノフ, 6-3, 6-2
○J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)(4) vs. ●D・ブランズ(ドイツ), 6-4, 6-2
今大会の優勝賞金は42万9600ドル。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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