男子テニスツアーのドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権（アラブ首長国連邦/ドバイ、賞金総額２００万ドル、ハード）は２７日、シングルス２回戦が行われ、第１シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）がＲ・バウティスタ=アグ（スペイン）を6-1, 7-6 (7-4)のストレートで下し、順当にベスト８進出を決めた。
試合後、ジョコビッチは「とても良いプレーが出来たと思うし、第１セットは高いレベルを維持出来たと思う。」と、コメント。
ジョコビッチは、第２セットの第９ゲームでサービング・フォー・ザ・マッチを迎え、マッチポイントを握るも、バウティスタ=アグにブレークバックを許し、タイブレークへと持ち込まれてしまった。
「昨日の試合のように、プレーがお粗末になってしまった。特にサービング・フォー・ザ・マッチの時に、マッチポイントを何度か握ったけど、取り切れなかった。その次のゲームで彼（バウティスタ=アグ）は、素晴らしいサーブを打ってきて接戦になってしまった。彼は、接戦に値するプレーをしていた。彼とは初対戦だったから、何をしてくるか予測が難しかった。それでも、コートでは常に自信を持って試合に臨めたという点では、良かったと思っている。」と、ジョコビッチ。
２００９年から２０１１年まで大会３連覇を成し遂げているジョコビッチは準々決勝で、第７シードのＡ・セッピ（イタリア）と顔を合わせる。セッピはこの日、Ｌ・ロソル（チェコ共和国）に6-4, 7-6 (7-4)のストレートで勝利した。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○Ｎ・ジョコビッチ(1) vs. ●Ｒ・バウティスタ=アグ, 6-1, 7-6 (7-4)
○Ｒ・フェデラー（スイス）(2) vs. ●Ｍ・グラノジェルス（スペイン）, 6-3, 6-4
○Ｔ・ベルディフ（チェコ共和国）(3) vs. ●Ｔ・カムケ（ドイツ）, 7-5, 6-1
○Ｊ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）(4) vs. ●Ｓ・デウバーマン（インド）, 6-4, 6-4
○Ａ・セッピ(7) vs. ●Ｌ・ロソル, 6-4, 7-6 (7-4)
●Ｍ・ヨージニ（ロシア）(8) vs. ○Ｄ・ブランズ（ドイツ）, 4-6, 4-6
○Ｎ・ダビデンコ（ロシア） vs. ●Ｖ・ハネスク（ルーマニア）, 6-4, 7-6 (7-2)
●Ｍ・ロドラ（フランス） vs. ○Ｄ・ツルスノフ（ロシア）, 6-7 (5-7), 6-2, 3-6
今大会の優勝賞金は４２万９６００ドル。
■関連記事■
《フェデラーが１セット落とす苦戦◇ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権》
《「全くテニスをしない生活」のジョコビッチが白星スタート◇ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権》
《ツォンガらシード勢に波乱起きる◇ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権》
《生還のデル=ポトロと完勝のベルディフ◇ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権》
(翻訳・記事/弓削忠則)
（2013年2月28日10時39分）
小田凱人、上地結衣 「勝ちたい」 
