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男子テニスツアーのドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、賞金総額200万ドル、ハード)は26日、シングルス1回戦が行われ、シード勢が敗退する波乱に見舞われた。第5シードのJW・ツォンガ(フランス)は同胞のM・ロドラ(フランス)に6-7 (3-7), 2-6、第6シードのJ・ティプサレビッチ(セルビア)は元世界ランク3位のN・ダビデンコ(ロシア)に0-6, 5-7と、いずれもストレートで敗れ、初戦で姿を消す形となった。
先週、祖国フランスのマルセイユで行われたオープン13大会で優勝し、今大会に乗り込んだツォンガは「昨日までフランスにいたんだ。ここへ着いたばかりさ。このコートに順応するのは難しかった。しっかりしたプレーが出来なかった。彼(ロドラ)は、短いラリーから、すぐにポイントを取りにきたから、リズムを全く作る事が出来なかった。万全な状態じゃないと正確性にも欠けるし、早く反応する事も厳しかった。」と、語っていた。
ツォンガとの対戦が6連敗中だったロドラは「彼に勝てた事は、本当に特別な事。時には全く違う心構えで試合に臨まなければならないし、今日はそれに努めて上手くいった。こうして彼から初勝利を飾れて、嬉しく思っている。」と、勝利の喜びをコメントしていた。
一方ティプサレビッチは、今年の全豪オープン期間中にかかとを負傷。その怪我から復帰したティプサレビッチだったが、今回の敗戦で3大会連続となる初戦敗退となってしまった。
ダビデンコはティプサレビッチについて「きっと、彼(ティプサレビッチ)は全豪オープン後は自信を失っているんだと思う。怪我後、復帰しようと頑張っているけど、彼のテニスはまだ十分なものではないと思う。でも、来月のアメリカでの大会では、もっと良い状態になっていると思うよ。」と、コメントした。
ロドラは主催者推薦のD・ツルスノフ(ロシア)と、ダビデンコはV・ハネスク(ルーマニア)と2回戦で対戦する。ツルスノフはJ・ハイェク(チェコ共和国)を4-6, 6-1, 6-2の逆転で下しての勝ち上がり。ハネスクはB・トミック(オーストラリア)と対戦したが、3-2とリードしたところでトミックが体調不良を訴え途中棄権、思わぬ形で勝利が転がり込んだ。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○N・ジョコビッチ(セルビア)(1) vs. ●V・トロイキ(セルビア), 6-1, 6-4
○T・ベルディフ(チェコ共和国)(3) vs. ●R・ラム(アメリカ), 6-1, 6-3
○J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)(4) vs. ●M・バグダティス(キプロス), 4-6, 6-4, 7-6 (7-4)
●JW・ツォンガ(5) vs. ○M・ロドラ, 6-7 (3-7), 2-6
●J・ティプサレビッチ(6) vs. ○N・ダビデンコ, 0-6, 5-7
○T・カムケ(ドイツ) vs. ●M・ククシュキン(カザフスタン), 4-6, 6-4, 6-4
○V・ハネスク vs. ●B・トミック, 3-2 (途中棄権)
○M・グラノジェルス(スペイン) vs. ●A・モンタネス(スペイン), 6-3, 6-1
○D・ツルスノフ vs. ●J・ハイェク, 4-6, 6-1, 6-2
今大会の優勝賞金は42万9600ドル。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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