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テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会11日目の24日、第4シードのD・フェレール(スペイン)は第1シードで世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)に2-6, 2-6, 1-6のストレートで敗れた。自身初となるグランドスラム決勝の舞台をかけたこの試合、フェレールは王者ジョコビッチにその夢を打ち砕かれた。
「彼は、本当に本当に良いプレーをしていた。今夜は全く勝てるチャンスがなかった。」と、完敗を認めたフェレール。
フェレールは、今大会前哨戦であるハイネケン・オープンで優勝すると同時に大会3連覇を達成し、この大会へ乗り込んでいた。「ここまでの3週間は、とても良い時間を過ごせた。それには、とても満足している。もちろん、今夜の試合には満足はしていないけど、これがテニスさ。1回戦でこんな試合をするよりは、準決勝だった事がまだましかな。」
これまでのグランドスラム準決勝で、ジョコビッチ・A・マレー(英国)・R・ナダル(スペイン)の前に敗退していたフェレールは「グランドスラム決勝の舞台に立つのは、本当に難しい事。時には、それが自分自身の問題じゃなく、対戦相手の問題だったりもする。これまでの全豪オープン、全仏オープン、全米オープンでの準決勝は、世界でも最高の3選手に負けているんだ。いつもベストを尽くしているけど、常に彼等の方が良いプレーをしている。一体何が出来ると思う?」と、ビッグ4と言われる選手達にお手上げだった。
今大会でフェレールは、第16シードの錦織圭(日本)にストレートで勝利、準々決勝では第10シードで同胞のN・アルマグロ(スペイン)に2セットダウンからの大逆転勝利を収めていた。また、30歳のフェレールは、世界ランク4位のナダルの欠場から、スペイン人ナンバー1選手として自身最高位の第4シードで、今年の全豪オープンへ臨んでいた。
昨年フェレールは、シーズン最多優勝となる7つのタイトルを獲得していた。BNPパリバ・マスターズではマスターズ1000大会で初の優勝を果たしていた。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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