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男子テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会8日目の21日にシングルス4回戦を行い、第7シードのJW・ツォンガ(フランス)が同胞で第9シードのR・ガスケ(フランス)に6-4, 3-6, 6-3, 6-2のスコアで勝利、シードを守って順当にベスト8入りを決めた。
【ツォンガ vs. ガスケ】
世界ランキング8位のツォンガは試合後、同胞のG・モンフィス(フランス)も指導しているロジャー・ラシード(オーストラリア)を雇ったことが好調の鍵、と話している。「彼は僕にさらに高いモチベーションを与えてくれるんだ。彼は常にポジティブ。僕以上に試合に勝ちたいと思っているんじゃないかな。」
「彼は素晴らしい人物。だから彼と同じレベルに立ち、同じだけのモチベーションを持とうとしている。彼のモチベーションはとても高く、山さえも動しかねないほどだね。」
ツォンガは年初のホップマンカップで足を痛めたものの、オフシーズン中にラシード氏の指導を受けた結果が全豪での好調につながっているようだ。
「練習をしっかりやっている。一生懸命やっているときは集中力も高まり、さらに向上しようとする。時間はかかるかもしれないけれど、結果はそのうち僕のテニスに現れてくるはずさ。」
今回、ツォンガは、地元出身にラシード氏が見守る中でテニスができているため、孤独なプレーを強いられていた昨年に比べて安心してプレーができている、と語る。「昨年は孤独な戦いだった。だから彼(ラシード)とともに戦えることは素晴らしいこと。よいアドバイスをくれるので、このままいいテニスを続けて一緒に勝利を挙げていきたい。」
ラシード氏はフランス語はまったく話せず、ツォンガ曰く「ボンジュール」が限界とのこと。しかしラシード氏の言葉はツォンガのメンタル面によい影響を及ぼしているようだ。「毎日コートで練習する際、彼はただ僕に話しかけるだけで多くのエネルギーをくれるんだ。最高だね。」
「でもコート上ではやっぱり1人なので、練習でやっていること発揮しようと努めている。」
【セッピ vs. シャーディ】
一方、J・シャーディ(フランス)は、3回戦でJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)を下した勢いを持続し、格上の第21シードA・セッピ(イタリア)に5-7, 6-3, 6-2, 6-2で逆転勝ち、準々決勝に駒を進めた。
25歳のシャーディーは、試合後「とてもハッピーだね。今季は年初からいいプレーができていなかった。でも初勝利を挙げた後はリラックスできるようになり、結果として自信が生まれ、ベスト8入りできている。夢のようだよ。」と快進撃に驚きを隠せない様子だった。
「オーストラリアではこれまであまりいいプレーができていなかったから、こんなにいいテニスができているのは初めてのこと。だからうれしいね。」
「コート上では気持ちよくプレーできている。今日の対戦の序盤はとても難しい試合になってしまい、疲労も感じていたけれど、四大大会の四回戦ということで気持ちを強く持とうとしたんだ。」
シャーディーは膝に故障を抱えていることを認めている。「痛みはあるけど大丈夫。準々決勝にまで勝ち残っているから気にしないようにしないとね。」
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