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女子テニスツアーのチャイナ・オープン女子(中国/北京、賞金総額482万8050ドル、ハード)は大会2日目の30日、シングルス1回戦12試合が行われ、主催者推薦で出場したクルム伊達公子(日本)が予選を勝ち上がったL・ロブソン(英国)に4-6, 4-6で敗れ、初戦敗退に終わった。
9月28日が誕生日だったクルム伊達は、42歳になって最初の試合となるロブソンとの1回戦に登場。
今シーズンは世界134位でスタートしたロブソンはウィンブルドン前哨戦のイーストボーン大会で予選を勝ち上がると2回戦進出を果たし同97位とトップ100入りに成功すると、7月のイタリアはパレルモ大会で自身初のベスト4、全米オープンでも初の4回戦進出と、先週発表された世界ランクで自己最高位の57位を記録する伸び盛りの選手。
また、ロブソンは今年のロンドンオリンピックでA・マレー(英国)とのミックスダブルスで銀メダルを獲得していた。
先週の広州大会で自身初の決勝進出を果たし、惜しくも敗れはしたものの準優勝を飾ったロブソンは、第1セットの自身のサービスゲーム54パーセントの確率でしかポイントが奪えずクルム伊達に2度のブレークを奪われてしまう。
しかし、クルム伊達もファーストサーブが35パーセントしか入らず、自身のサービスゲームでは45パーセントの確率でしたポイントが取れずに3度のブレークを許してしまい、そのセットを失ってしまう。
第2セットは両者サーブの調子を上げたものの、クルム伊達は1度ロブソンからブレークに成功したが、2度のブレークを許しゲームセット。1時間21分のストレートで敗退した。
両者は2010年の大阪でのHPオープンの1回戦で対戦したが、その時はクルム伊達が世界ランク56位で、ロブソンが同201位とランキングも大きく違い、クルム伊達はロブソンに6-3, 6-3で勝利していた。
また今大会のダブルスにはクルム伊達がA・コルネ(フランス)とのペアーでエントリーしており、2日以降に1回戦で第7シードのA・グローネフェルド(ドイツ)/ K・ペシュケ組と対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
C・ジョルジ(イタリア) ○-× S・エラーニ(イタリア) (6), 5-4, 途中棄権
N・リー(中国) (7) ○-× F・スキアボーネ(イタリア), 6-2, 6-3
M・バルトリ(フランス) (9) ○-× B・ヨバノフスキ(セルビア), 6-3, 6-3
L・ドミンゲス=リノ(スペイン) ○-× R・ビンチ(イタリア) (15), 6-7 (4-7), 7-6 (7-4), 6-2
L・ロブソン ○-× クルム伊達公子, 6-4, 6-4
鄭潔 vs. Lara Arruabarrena-Vecino
A・パブリュチェンコワ(ロシア) vs. P・エルコグ(スロベニア)
S・ポン(中国) ○-× Y・ウィックマイヤー(ベルギー), 7-5, 7-5
J・ヤンコビッチ(セルビア) ○-× A・ペトコビッチ(ドイツ), 6-2, 6-4
J・ジョルジュ ○-× V・キング(アメリカ), 6-7 (9-11), 7-5, 6-2
S・リシキ(ドイツ) vs. A・メディーナ=ガリゲス(スペイン)
S・アービッドソン(スウェーデン) vs. S・シルステア
今大会の優勝賞金は、シングルスが84万8000ドル、ダブルスが29万800ドル。
(翻訳/弓削忠則)
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