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女子テニスツアーのソニーエリクソン・スウェーデン・オープン(スウェーデン/バスタード、賞金総額22万ドル、クレー)は18日にシングルス1回戦残り2試合と2回戦4試合を行い、昨年優勝を飾ったP・エルコグ(スロベニア)が第2シードのJ・ジョルジュ(ドイツ)を7-6 (7-4), 6-2で下し、大会2連覇へ向けてベスト8進出を決めた。
世界ランク86位のエルコグは、第1セットをタイブレークの接戦の末に同24位のジョルジュから先取すると、第2セットは出だしで2ゲームをジョルジュに連取されるも、そこから6ゲームを奪う猛攻を見せ、1時間42分のストレートで勝利を手にした。
「今日の勝利には本当に喜んでいます。彼女(ジョルジュ)は簡単な選手ではないですし、昨日の1回戦でも接戦を強いられていたので、こうして勝つ事が出来て最高の気分です。試合ごとにもっと良いプレーが出来るように努力して行きたいです。」
と勝利の喜びを語るエルコグは、全仏オープンとウィンブルドンを含めここ4大会連続で初戦敗退が続いていたが、昨年自身唯一となるツアー優勝を飾った相性の良い今大会で再び上位進出を果たした。
準々決勝でエルコグは、T・ピロンコバ(ブルガリア)と顔を合わせる。この日2回戦でピロンコバは、L・ツレンコ(ウクライナ)を7-5, 6-3のストレートで倒しての勝ち上がり。
その他、第5シードのA・パブリュチェンコワ(ロシア)がS・ソレル=エスピノーサ(スペイン)を6-4, 6-0で、第7シードのM・バーテル(ドイツ)がK・ボンダレンコ(ウクライナ)を6-2, 7-5で退けるなど、シード勢が順当にベスト8入りを果たした。
世界ランク28位のパブリュチェンコワは、同63位のソレル=エスピノーサに第1セットは3-4とリードされるも、何とそこからソレル=エスピノーサに1ゲームも与えず9ゲームを連取すると、73分のストレートで準々決勝進出を決めた。
「第1セット終盤はちょっとラッキーでした。そして第2セットでは彼女(ソレル=エスピノーサ)は少しレベルが下がって、逆に自分のレベルが上がってリズムを手に入れました。クレーは彼女の得意なサーフェースですから、最後まで気を引き締めてプレーを続けました。安定したテニスが出来て、ストレートで勝利を飾れてとてもハッピーです。」とパブリュチャンコワは試合を振り返っていた。
同41位のバーテルも同87位のボンダレンコに対し、各セットで2度のブレークを奪われたものの、第1セットでは4度、第2セットでも3度のブレークに成功し、1時間25分のストレートで勝利。今大会まで5大会連続初戦敗退を喫していたバーテルだったが、今季5回目の準々決勝進出を決めた。
なおこの日行われた残りの1回戦2試合では、M・ヨハンソン(フランス)がラッキールーザーのJ・クレイバス(アメリカ)を6-4, 6-1で下し、J・ラーソン(スウェーデン)はO・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ)に7-6 (8-6), 4-3とリードしたところでゴヴォルツォバがウィルス性疾患のため試合続行が不可能となり途中棄権を申し入れての勝ち上がり。
クレイバスは第1シードで出場予定だったS・エラーニ(イタリア)が、右肩の怪我を理由に試合直前で欠場を申し入れたため、代わって本戦へ繰り上がっていた。
昨年の今大会で準優勝を飾っているラーソンは「今日は風も強くて気温も低い難しいコンディションでした。そんな中でもこうして勝利を飾れて嬉しいです。今年も今大会へ帰って来た事に誰もが喜んでくれているのを見ると、とても光栄に思います。去年のこの大会には素晴らしい思い出ばかりでしたから。」と、思い出深い今大会への気持ちを語っていた。
ヨハンソンはS・ペア(イスラエル)と、ラーソンは第3シードのA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)と、準々決勝進出を懸けて2回戦を行う。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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