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男子テニスツアーのマスターズ大会であるソニー・エリクソン・オープン男子(アメリカ/マイアミ、賞金総額397万3050ドル、ハード)は日曜日に決勝戦を行い、世界王者で第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第4シードのA・マレー(英国)を6-1, 7-6 (7-4)で下し、見事、優勝を飾った。ジョコビッチは優勝賞金65万9775ドルを獲得した。
これでジョコビッチは今季の戦績を20勝2敗とした。また2011年シーズン開始当初からの戦績は90勝8敗としている。ジョコビッチは今大会で6試合を戦い、1セットも落とすことなく完全優勝を手にした。
試合後、ジョコビッチは「今、ピークの状態でテニスができています。これまでにない最高のテニスができています。できる限り長く続けていきたいと思っています。」とコンディションが最高潮であることをアピールしていた。
ジョコビッチは2007年と2011年の今大会で優勝しており、これで3度目の優勝を飾った。今大会で3勝以上しているのは6度優勝しているA・アガシ(アメリカ)のみ。
ジョコビッチはグルテンの含まれていない食事法を試みているが、今回の優勝を祝うためにグルテンの含まれている食事をするかも知れない、と笑いながら話している。「出来立てのベーグルを食べる権利はあると思うね。」
ジョコビッチは年初の全豪オープンで優勝しており、今回の優勝はそれ以来となった。全豪での優勝は四大大会3連勝目であり、キャリア合計5タイトル目だった。これから始まるクレーシーズンは、全仏オープンで頂点を迎えるが、ジョコビッチはまだ全仏での優勝がない。
それについてジョコビッチは「今回の優勝はクレーシーズンに向けて非常に励みになりました。これからもさらに自信を増していくと思います。」と述べている。
決勝戦の第1セットはジョコビッチが大事なポイントを締めて6-1と、47分で簡単に奪う。セットポイントではサービスエースがマレーのコートに突き刺さった。
第2セットに入ると、ジョコビッチは第5ゲームで試合で唯一のブレークポイントを握られる。しかしそれを何とか打破してキープに成功すると、26本ラリーが続いたポイントを落としながらも試合は結局タイブレークへ。
タイブレークのジョコビッチは自らのサービスで1ポイントしか落とさない安定したプレーでマレーを追い詰めた。一方、マレーは2-2からダブルフォルトを犯してしまい2-3としてしまうと、マッチポイントでもフォアハンドをミス、ジョコビッチが大会の頂点に立った。優勝を決めたジョコビッチは雄叫びをあげ、空を見上げて握りこぶしを作った。
ジョコビッチは「彼(マレー)はトップの選手です。試合をコントロールしていると感じるときであっても必ず蘇ってきます。ストレートで勝てて何よりです。」と振り返っている。「必要なときはベストのテニスをするように心がけました。」
昨日は女子シングルス決勝が行われたためジョコビッチは1日のオフをとっており、それがいい休養になったと話している。一方、マレーも同様にオフだったが、マレーは決勝まで対戦相手による2度の棄権もあって3試合しかこなしておらず、決勝戦は水曜日以来の試合で少し体がなまっていたようだ。
これについてマレーは「ペースをつかむまで数ゲームかかりました。」と語っている。
両者はジュニア時代からライバルであり、これで対戦成績はジョコビッチの8勝5敗となった。
マレーは「彼(ジョコビッチ)の試合に穴はほとんどありません。彼との試合では6、7、8本のショット、つまり15、16本のラリーをして初めてポイントが取れます。我慢をし、決めのショットを放つタイミングを見計らわなければなりません。この18カ月間、彼が絶好調なのもこのためです。」とジョコビッチを分析していた。
両者はリターンが得意なため、勝利を分けたのはサービスだった。マレーはサービスが思わしくなく、8本のブレークポイントに直面し、そのうち2本をジョコビッチに奪われてブレークを許した。一方のジョコビッチはサービスがよく、最後は8本のサービスポイントのうち7本を奪ってマレーにプレッシャーをかけた。
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