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ソニーエリクソンオープン(アメリカ・マイアミ)女子決勝で、アグニェスカ・ラドバンスカ(WTAランキング4位、ポーランド)が、マリア・シャラポワ(2位、ロシア)を7-5、6-4で下して、マイアミで初優勝を飾った。
第1セットは、第11ゲームまでサービスキープが続くが、第12ゲームでシャラポワがミスを重ねて0-40とされ、30-40まで粘るが、3回目のセットポイントをラドバンスが取ってセットを先取した。
第2セットも第9ゲームまでお互いサービスキープをして譲らなかったが、第10ゲームでもシャラポラがミスを続けてブレークを許し、ラドバンスカは、1回目のマッチポイントをものにして、初タイトルを勝ち取った。
「正直に言って、最初から最後までいいプレーではなかったけど、とにかくサーブをキープすることを心がけた。サーブをブレークされなくてよかった。それが、この試合のキーとなりました」(ラドバンスカ)
シャラポワは、4回目の決勝進出だったが、今回も準優勝に終わり、思い出深いマイアミ大会での初タイトル獲得はならなかった。
「(ラドバンスカが)とても安定したプレーでしたね。彼女がボールを一つでも多く返そうとする一方で、私はミスをしてしまった。それにブレークポイントでのチャンスを私は活かせなかったけど、彼女はそれらを確実に取った」
こう振り返ったシャラポワは、31本のウィナーを放つものの、45本のミスを強いられた。攻撃的なシャラポワとは対照的に、安定したプレーを見せたラドバンスカは、ミスを10本に抑えて、マイアミ初優勝を引き寄せた。
“第5のグランドスラム”とも言われるマイアミ大会でのビッグタイトル獲得に、ラドバンスカの表情も明るかった。
「マイアミのような大会で優勝できて、もちろん嬉しいです。トッププレーヤーが全員出場していて、グランドスラムに次ぐ大会ですからね。近いうちにトップ3に入れるといいですね」
マイアミで初優勝したラドバンスカは23歳。頭のいい戦術を駆使したテニスが確立され、今シーズンはグランドスラムタイトル争いに加わっていくだろう。
(文・写真/神 仁司)
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