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男子テニスツアーのハイネケン・オープン(ニュージーランド/オークランド、賞金総額39万3250ドル、ハード)は11日、シングルス2回8試合が行われ、第1シードで前年度覇者のD・フェレール(スペイン)がL・ロソル(チェコ共和国)を6-4, 6-2のストレートで下し、シーズン初戦を白星で飾った。
今大会では上位4シード選手が1回戦を免除されているため、この日の2回戦が今シーズンの初戦だったフェレールは、久々の公式戦とは思えない落ち着いたプレーで終始試合をコントロールしていた。
第1セットの第7ゲームでロソルのサーブをブレークしたフェレールは、その後も1本もブレークポイントをロソルに与えず、そのセットを先取。第2セットも結局1度もブレークポイントを与えない完璧なサービスゲームを見せ、第3、第5ゲームと2度のブレークをロソルから奪い1時間で準々決勝進出を決めた。
「今日は良いプレーが出来ました。ロソルはとてもパワフルなショットを打って来ましたが、シーズン最初の試合としては良いスタートが切れました。ストレートで勝利出来て、嬉しく思います。」とフェレールは試合後に喜びを語っていた。
同じく初戦を迎えた第2シードのN・アルマグロ(スペイン)と第3シードのF・ベルダスコ(スペイン)も勝利を飾り順当にベスト8進出を果たした。アルマグロはS・ヒラルド(コロンビア)を6-4, 6-2で、ベルダスコもC・ベルロク(アルゼンチン)を7-5, 7-6 (7-3)と、いずれもストレートで退けた。
ベルダスコは「全く簡単な試合ではありませんでした。肉体的にも精神的にもとてもタフな試合で、アップダウンの激しい展開でした。」と試合を振り返った。しかし会場からの声援には力になったと語るベルダスコ。「とても気分の良いものでした。とても応援してくれて、力になりました。」
一方で第4シードのJ・I・チェラ(アルゼンチン)は、ここまで好調の世界ランク92位のB・パイユ(フランス)の前に7-5, 2-6, 2-6の逆転で敗れ、勝利を飾ることは出来なかった。パイユは予選3試合を勝ち上がり、1回戦でも元世界ランク1位のJ・C・フェレーロ(スペイン)を破る金星を飾っていた。この日も好調を維持し、同29位のチェラを第2セット以降は圧倒、1時間57分の逆転で下し自身初のツアー8強入りを決めた。
フェレールはP・スタラーチェ(イタリア)を7-6 (7-3), 6-3のストレートで倒したA・ファリャ(コロンビア)と、アルマグロはR・ハリソン(アメリカ)を4-6, 6-4, 6-3の逆転で下した第8シードのP・コールシュライバー(ドイツ)と、ベルダスコは予選勝者のA・マンナリノ(フランス)を6-2, 6-3で一蹴したG・ガルシア=ロペス(スペイン)と、パイユは第6シードのT・ベルッチ(ブラジル)を7-6 (8-6), 5-7, 7-6 (7-5)の接戦を制したO・ロクス(ベルギー)と、それぞれ準々決勝で顔を合わせる。
今大会の優勝賞金は7万1900ドル。
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