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男子テニスツアー最終戦であるATPワールドツアー・ファイナル(英国/ロンドン、賞金総額507万ドル、ハード)は大会4日目の23日、ラウンドロビン・グループAのシングルスが行われ、D・フェレール(スペイン)がN・ジョコビッチ(セルビア)に6-3, 6-1で快勝、決勝トーナメント進出を決めた。
2007年のツアー最終戦でもジョコビッチを破っているフェレールは、試合を通して4度のブレークに成功するなど試合の主導権を握り、1時間15分で勝利した。ジョコビッチにとって、この試合が今シーズン5敗目となった。
ラウンドロビン2勝目を挙げたフェレールは「とてもやる気に溢れています。準決勝に進出できました。今は、この瞬間を満喫したいと思います。土曜日の準決勝のことは考えたくありません。」と、通算2度目となるツアー最終戦でのベスト4進出を喜んだ。
さらにフェレールは「今日は今シーズンでベストのプレーだったと思います。試合前から良い感触でした。多分、キーポイントはサーブでしょう。最後に彼と対戦した時は、サーブが良くありませんでした。」と、自らのパフォーマンスについてコメントしている。
試合序盤はお互いにサービスキープの展開となるが、第1セット第7ゲームでフェレールがこの試合初めてのブレークに成功して4-3とリードすると、第9ゲームでもフェレールがブレークに成功してセットを先取する。
第2セットに入ってもフェレールの勢いは止まらず、第2ゲームでいきなりブレークすると、第6ゲームでもブレークを奪い5-1と大きくリードを奪う。
フェレールのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第7ゲーム、40-30とマッチポイントを迎えると、ここでジョコビッチがこの日33本目のミスを犯しゲームセット、フェレールのベスト4進出が決まった。
この日の試合でフェレールは18本のウィナーを決めただけでなく、凡ミスの数も11本に抑えた内容。さらに5回のネットアプローチ全てをポイントに結び付けていた。対するジョコビッチは、試合を通してミスを量産、第1セットで唯一あったブレークチャンスも生かせなかった。
「全ての賞賛は彼のものです。素晴らしい試合をしていました。」とジョコビッチ。「今シーズンで最悪の試合でした。凡ミスが多すぎますし、全く良いプレーではありませんでした。これは事実です。」
さらにジョコビッチは「このレベルではベストのプレーが必要です。初戦もベストではありませんでしたが、何とか試合の流れを掴めました。この試合について言い訳はありません。何もうまくいきませんでした。」と、敗戦を受け止めていた。
これでラウンドロビン通算1勝1敗となったジョコビッチであるが、ベスト4進出の可能性は残されている。しかし、そのためには続く第3戦で同胞であるJ・ティプサレビッチ(セルビア)に勝利することが必要となる。
「今日の試合と比べて、最低でも50%は良いプレーをしないとチャンスはないと思います。」とジョコビッチ。「明日になれば、状況は良くなると期待するものです。それが今の心境です。」
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